第13話
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に驚いたアイーダが黙っている中、フェリは呆け、ヴァンは鼻を鳴らして苦笑した。
「ですから――――――ちゃんと話してあげてください。貴女の本当の気持ちを、何とか解決方法が無いかも含めて。私達アークライド解決事務所もお手伝いしますから。」
「あ……」
「アニエス……」
「ったく、なに勝手にと言いたいところだが……――――――確かに裏解決屋向きだ。必要なら力になるぜ、”火喰鳥”。”ヨルムンガンド戦役”の共闘のよしみで多少はサービスしたっていいしな。」
アニエスの申し出にフェリが呆け、メイヴィスレインが僅かに複雑そうな表情を浮かべている中ヴァンは溜息を吐いた後アニエスと同じ申し出をした。
「ヴァンさん……」
「ははっ……血を啜りたいっていうのは、別に演技だけじゃないんだがねぇ……だたまあ、敵にいいようにやられて諦めて女神行きってのも”らしく”ないか。アタシを拾ってくれた”アイゼンシルト”にゲラント連隊長たち……異国の小さなライバルにして仔犬みたいに素直で可愛い妹分……西風のみんな――――――懐かしい妹分や誰よりも尊敬していたあの人に……――――――確かに顔向けできなくなっちまいそうだ。」
ヴァンの申し出を聞いたフェリは嬉しそうな表情を浮かべ、アイーダは苦笑を浮かべた後不敵な笑みを浮かべてヴァンの申し出を受け入れる意思を示した。
「アイーダさぁん……!」
「……その通りですよ。」
アイーダの答えにフェリが嬉しそうな表情で声を上げ、アニエスが安堵の表情で呟いたその時拍手が聞こえてきた。
「いやぁ、泣かせるじゃないか♪”火喰鳥”アイーダ――――――一人意識を持ってたのも驚きだけど。流石はかの”猟兵王”の右腕と言われたほどの凄腕だね。」
拍手をした人物――――――メルキオルはいつの間にかゲネシスが嵌っている石柱の上に立ってヴァン達を見下ろしていた。
「……夕方の……!」
「てめえ……」
「ハン……やっぱりアンタか。こんなナリになってもうっすら気配は感じてたよ……アタシたちを壊滅させた3人の一人、異形のダガーとボムの使い手……”アルマータ”の幹部の一人、”棘”のメルキオル!」
メルキオルの登場にその場にいる全員がメルキオルを睨んでいる中アイーダはメルキオルの正体を口にした!
「あ……」
「そう、繋がりやがるのか……」
「……一つ目を手に入れた時のように、やはり他のゲネシスとやらにも関わっているようですね。」
メルキオルの正体を知ったアニエスは呆けた声を出し、ヴァンとメイヴィスレインは厳しい表情で呟いた。
「フフ……ご紹介ありがとう。確かに僕は”アルマータ”の人間だけど君達を襲ったのは”古巣”の筋でね。ボスの
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