暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
14-4
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
10月初めに中間考査があるので、その1週間前まで、練習は激しいものになっていた。中間考査が終わると、協会主催の講習会があって、それは、代表候補の選抜も兼ねているからだ。もちろん、私達は1年生も含めて、全員が参加するつもりなのだ。
3年生の二人も参加申し込みをしていたが、あの二人は進学先を大阪市内の私立高校西の丸学院に決めて、スポーツ推薦選考を受けるので、その試験が10月末にあるということだった。同じ頃に、代表候補の発表があって、直ぐに、その練習で招集がかかって、11月初めに関西地区の代表チームによる交流会という試合が組まれていた。
あれから たっ君とグラウンドでもあんまり接触が無くて、 中間考査1週間前の練習が休みになっても、一緒に図書館に行く予定もなかった。2度ほど利勝君のところに泉希と一緒に試験の勉強で行っていた。私には、あの宿場餅という誘惑もあったのだけど。
中間考査が終わって、直ぐに、体育競技会があって、今年もクラブ対抗のリレーが組まれていた。桜子先輩が「響子にね 対決 申し込まれちゃった アンカーで勝負よってね」
だから、璃々は「今 100m走るの無理 全力は50mぐらいが精一杯」と、言って辞退を申し出て、泉希もそんな調子で、輝姫が代わりに入ると言うことになった。トップは朝陽で次に輝姫、私とアンカーにさくらと決まった。今年もバスケット、テニス、卓球、ダンス部に陸上部とバレーボール部の混成チームで6チームの競争だった。前評判では、バスケットからラグビーかというところだった。
スタートして、朝陽は3mぐらいの差をつけて輝姫に繋いで、その差がやや縮まって、私がバトンを受け取って、5mぐらいの差をつけてアンカーのさくらに渡していた。だけど2番目のバスケット響子先輩が走り出したら、直ぐにその差を詰められて、残り20mになると、さくらとは1mぐらいになって後ろを響子先輩は追いかけていた。だけど、さくらはその差を逆に広げてゴールしていたのだ。その後、ふたりは抱き合いながら「負けたわ さくらもしぶといなぁー」と、「ラグビーは最強やー なめたらあかんでー」と、讃え合っていたのを聞きながら、私は、このふたりの関係も強いよねー と感じていたのだ。
そして、迎えたラグビー講習会の日。勿論、私達キャンキャンズのメンバーは全員、紅林監督、国守先生に引率されて花園ラグビー場に来ていたのだ。代表候補の対象者とそれ以外に振り分けられ、その対象者のグループは第2グラウンドに集められ、その以外の者は第3クラウンドへ、そして、また、3年と1.2年のグループに別けられていた。3年には、桜子、美玖先輩が。彼女達は見慣れた連中なので親しく話し合っていたが、その中には繭子と充ちるも居たのだけど、私達は新参者みたいで、その他の人達の刺すような眼を感じ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ