第七十九話 残さないことその二十
[8]前話 [2]次話
「そうしていってね」
「ひながたを見ることですね」
「それが一番よ、野球も好きなチーム観戦してそのチームのこと考える方がいいでしょ」
「僕だとホークスですね」
「私だと阪神でね、嫌いなチームのこと考えるより」
新一君は物凄いアンチ巨人です、長池先輩とどちらが嫌いかしらという位です。先輩を嫌うことよりも先輩に色々する方が駄目ですが。
「好きなチームの応援の方がいいでしょ」
「それはそうですね」
「だからよ」
私はカレーを食べつつさらに言いました。
「新一君はね」
「ひながたを見てですね」
「その人をお手本にしてね」
「やっていくことですね」
「その方がずっといいわ」
特に新一君みたいな子はです。
「嫌うととことんよりもね」
「好きな人をですね」
「見てね」
そうしてというのです。
「お手本にしていってね」
「おばちゃんやポポちゃんにですね」
「他の人達もね」
是非です。
「お手本、ひながたにしていってね」
「そうします、何かです」
新一君は私に言いました。
「ひながたにする人かなり多いですね」
「それはいいことね」
私はそう聞いて思わず笑顔になりました。
「そうした人が沢山いることはね」
「それだけでいいですね」
「ええ、とてもいことよ」
「そうなんですね」
「尊敬する人が多くて」
そしてです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ