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夢幻水滸伝
第三百三十七話 気のいい戦士その十三

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「何でもあっちでお話して」
「それで、ですか」
「そのことを決定してですか」
「そのうえで、なのですね」
「そう申し出てきたのですね」
「はい、それでなんですが」
 スタインベックは鍋の中の熱で溶けたチーズに串で刺したソーセージを入れてそれを食べつつ二人に話した。
「わいとしては是非です」
「その申し出を受け入れて」
「州の統一を果たされますか」
「そうしようと思ってます」 
 二人に話した。
「お二人はどう思われるでしょうか」
「いいと思います」
「断る理由はありません」
 二人はそれぞれチーズの中に入れた自分達のパンやベーコンを食べつつ答えた。
「これといって」
「むしろ断る方がおかしいです」
「そうですね、ほなです」
 スタインベックは食べ続けつつ応えた。
「ここはです」
「はい、是非ですね」
「そうされますね」
「そして州を統一して」 
 そうしてというのだ。
「あらためてです」
「州を治められますね」
「そうされますね」
「そうします」
 確かな声で答えた。
「是非共」
「そうですね、ではこれからもお願いします」
「このネバダ州をお願いします」
「それでは、こうしてです」
 二人の言葉に頷きつつさらに話した。
「誰もが美味しいものを食べられるネバダ州にします」
「はい、しかしいいお店ですね」
 店長は赤ワインを飲んでからスタインベックに言った。
「ラスベガスにこうしたお店があるとは」
「知らへんかったですか」
「これまで」
「この前開店しまして」
 スタインベックも赤ワインを飲んだ、彼のそれは発泡性のあるものでしかもかなり甘いものだった。
「そのお話を市庁舎で聞きまして」
「それで、ですか」
「一度前に来まして」
 そうしてというのだ。
「美味しかったので」
「私達を案内してくれたか」
「そうです」
 こう店長に答えた。
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