第三百三十七話 気のいい戦士その十一
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「そうですさかい」
「そのアメフトで多くのことを学ばれたのでは」
木の精の官吏が問う様にして言ってきた。
「そうではないでしょうか」
「アメフトつまりスポーツからですか」
「スポーツマンシップ、そして思いやりや優しさを」
「そう言われると」
スタインベックは腕を組んで考える顔になって言葉を返した。
「そうかも知れへんですね」
「左様ですね」
「はい、ええ顧問やコーチや先輩ばかりで」
「そうした人達からですね」
「わいは多くのことを学んできました」
官吏の一人に話した。
「ほんまに」
「そうですね」
「元々子供が好きでボランティアもしてますし」
「それならです」
「尚更ですか」
「ボランティアからも学ばれているとなると」
それならというのだ。
「これまで得てこられたものが」
「わいのこの世界での政に生きてますか」
「そうかと」
「そういうことですね」
スタインベックは頷きつつ納得した様な顔になった、そしてだった。
そのうえでだ、官吏達に話した。
「ほなこのままわいの政を続けます、そのうえで州の統一もです」
「目指されますか」
「そうされますか」
「そしてですね」
「州全体をそうした勢力にしますね」
「まず子供達が笑顔でいられる」
実際に子供達この世界の色々な種族の彼等のそうした顔を脳裏に思い浮かべながらそのうえで官吏達に話した。
「そんな社会に」
「そうですね、ではです」
「このまま政を行って下さい」
「及ばずながら我々も力になります」
「そうさせて頂きますので」
「宜しく頼んます」
スタインベックは官吏達に大きな身体に謙虚なものを帯びさせて言葉を返した、そうして州の政を進めていった。
すると州の街や村はさらにだった。
スタインベックが使者を送るより前に自分達が降ってだった。
州の殆ど、後はウェルズ等州北東部の一部の街や村を残すだけになった。その中彼はモンスター退治もしていたが。
その中でだ、彼はモンスター退治もしていてこの時はキャリオンクローラーをダグダの棍棒の一撃で数匹まとめて粉砕していた。
それを見てだ、彼に従っていた兵達は唸った。
「お見事です」
「お強いですね」
「キャリオンクローラーを数匹まとめてとは」
「恐ろしいまでです」
「いや、この神具が強くて」
ダグダは兵達にその棍棒を見つつ話した。
「わいの能力以上にです」
「強くて、ですか」
「モンスターを倒すのに役立ってくれますか」
「左様ですか」
「普通の武器でも全体攻撃は出来ますが」
これは星の者なら誰でもだ、それだけの資質を備えているということだ。
「それも一ターンに二度は」
「そうですか、しかしそれでもですか」
「そのダグダの棍棒は別格ですか
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