第四幕その九
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「それからはね」
「寝るんだな」
「テントでね」
「テントは幾つか出して」
そうしてというのです。
「そこで休むけれど」
「何かあるのかい?」
「まだあるの?」
「寝る前にね」
テントでというのです。
「近くに川があるから」
「ああ、そこでか」
「身体を洗うのね」
「そうしてね、オズの国は何処でも川や湖やお池があるから」
だからだというのです。
「冒険の間は毎日ね」
「身体も奇麗に出来るのか」
「お風呂に入るみたいに」
「中には温泉もあって」
それでというのです。
「実際にね」
「お風呂にも入られるのか」
「それはいいわね」
「それがオズの国の旅よ」
ドロシーは笑顔でお話しました。
「だからね」
「身体を奇麗にも出来る」
「毎日なのね」
「お家にいる時みたいにね」
まさにというのです。
「それが出来るのよ」
「じゃな、食べ終わったら」
「身体も奇麗にするわね」
「そうして寝るな」
「そうさせてもらうわね」
「是非ね」
笑顔で言うドロシーでした。
「そうしてね」
「それでテーブルかけは食べものを幾らでも出せるから」
オズマもカツカレーを食べつつ言います。
「それでね」
「おかわりしてもいいのか」
「そうなのね」
「ええ、好きなだけね」
それこそというのです。
「食べてね」
「こんな美味しいものをな」
「おかわり出来るなんてね」
お二人はこのことにも喜びました。
「何て幸せなのかしら」
「全くだな」
「ドロシーに誘われてね」
「そのうえでな」
「ううん、お二人を見ていたら」
オズマはそのうえで思いました。
「幸せな人達ね」
「そうなの」
「幸せって思えたら」
こうドロシーにお話します。
「もうね」
「それで幸せね」
「お二人はいつもね」
それこそといううのです。
「幸せって思うから」
「だからなのね」
「本当にね」
まさにというのです。
「幸せな人達よ」
「そうなのね」
「オズの国がどうして幸せの国か」
「幸せばかりあるか」
「色々いいこと素晴らしいことがあるからだけれど」
それと共にというのです。
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