第2話 緋弾に出会いました。
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
って、その後に犯人全員倒した方がいいな)
そう考え、大人しく状況を静観する事にした。
「さて、車に乗って貰おう。もし反抗すればこのガキの命はないからな?」
どの言葉に、少女は従うしかなく、大人しく車に乗り込む。
「おいガキ!お前もだよ!!」
男は、クルトの髪を掴み引っ張り、そして車の中に蹴り飛ばす。
その衝撃にクルトはバランスを崩し、先に乗り込もうとしていたアリアに覆いかぶさる。しかも、乗る時に手錠を両手に掛けられた為、バランスを取る事も出来ず、少女の胸に顔を埋めてしまう。
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!??」
少女は顔を真っ赤にしてジタバタと暴れる。
「お、おい暴れるな!直ぐどくから待て!」
しかしそんな言葉も届いてないのか、少女は暴れるのを止めない。
その結果、少女の足がクルトの股間に直撃する。
「ぐごぉッッ!!」
低い呻き声を上げ、クルトはその場で、動きを完全に止める。
あまりの痛みにあらゆるものがストップするのだった。
* * *
その後、少女の上からどいたクルトは、今は少女の横に座っている。
少女を誘拐した犯人たちも、クルト達が子供だと油断しているので、特に気にはしていないみたいだ。
「…さっきは悪かったな」
だから二人は、犯人に聞こえないレベルで話をしていた。
「…別にいいわよ。アタシもそ、その…蹴っちゃったし…」
と、未だクルトのアレを蹴った事が恥ずかしいのか、頬を赤らめる少女。
「まあ、痛かったけど気にすんな。それよりお前名前なんて言うんだ?俺はクルト」
「アタシはアリアよ。神崎=H=アリア」
クルトは、あえて自分の名字を言わなかった。
ゾルディック家の名前をアリアのような子供が知っている訳がないとは思いながら、何故かクルトは言う気にはなれなかった。
その後、車は人気のない港に止まった。そしてその港にあった巨大な倉庫に連れて行かれる。そこには数十人単位の、アサルトライフルや、マシンガン、ハンドガンで武装した男達がいた。
その男達を見ながら、クルトはその者達の戦闘能力を正確に分析していく。
そして、「大したことない」という結論に至る。
そして二人は、椅子に手錠で繋がれる。クルトは先程まで繋がれていた手錠に合わせて更にもう一つ手錠を付けられた。
「ボス、アリア=ホームズを連れてきました」
アリアに銃を向けていた男がそう言うと、奥から一人の男が出てきた。
190cmはあろうかという大男で、身体は鍛え上げられた筋肉に包まれている。
(こいつがこの中じゃ一番強いな。しかも格が違うって表現出来る程。ま、俺の敵じゃないけど)
「よく連
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ