第四話 恐竜と剣士その七
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「必ずです」
「どれだけの組織が手を結んでも」
「勝てます、しかし敵のことはよくです」
「調べないと駄目よね」
「敵を知り己を知ればです」
百地はさらに言った。
「必ずです」
「勝てるわね」
「はい、では今は色々とです」
「それぞれの組織を調べることですね」
「誰が復活しているか」
そうしてというのだ。
「そしてそれぞれの組織の規模もです」
「調べて」
「そのうえで戦いましょう」
こう言うのだった。
「まずは」
「そうだな」
トリンも頷いた。
「まずはな」
「敵を知らないとね」
シルフィードも同意して続いた。
「どうにもならないわね」
「そうだ、ではだ」
トリンはあらためて言った。
「ここは一度それぞれの組織を確認しよう」
「それがいいな、それならだ」
獅子王はトリンの言葉を聞いて述べた。
「今一緒に戦う戦隊を集めるか」
「そうした方がいいね」
伊賀崎父も賛成した。
「今は」
「そうだよな」
「うん、敵を知るのは誰かって言うと」
「敵だよな」
「それぞれの組織と戦って来た皆だから」
「その皆を集めてな」
「一度話を聞こう」
こう獅子王に話した。
「ここは」
「よし、じゃあ集まろうな」
「場所は私が用意する」
トリンがこう申し出た。
「私達の基地でいいな」
「そこにするんだな」
「あそこなら広くてな」
それでというのだ。
「多くの者が一度に入られるからな」
「だからだな」
「そこに行こう、ただ」
「ただ?どうしたんだ?」
「ここでまた何かあってもな」
不測の事態がというのだ。
「どんなものでも対処出来る様にしよう」
「とはいいましても心構えしか出来ないな」
加藤はどうにもという顔で述べた。
「今は」
「それだけで違う、油断していてはどうにもならないが」
「心構えをしているとか」
「それだけで全く違う」
だからだというのだ。
「ここはな」
「用心はしておくことか」
伊賀崎が応えた。
「今は」
「そうだ、そのうえでだ」
「皆集まってか」
「情報を交換してだ」
そうしてというのだ。
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