第四話 恐竜と剣士その二
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「それは同じだ」
「そうなんだよね、本当に」
「そして彼等もだ」
トリンは桐生に応えて話した。
「同じだ、デーボス軍もな」
「それじゃあどうするか」
「君達も我々と共に戦いたいな」
リュウソウジャーの面々に声をかけた。
「そうだな」
「だから来た」
コウが答えた。
「案内されてな」
「そうだな、では宜しく頼む」
「こちらこそな」
「これで我々は仲間になった」
「ああ、それでこれからは何かあれば」
「お互いに連絡しよう、ゴーバスターズの諸君とはもう連絡出来る」
彼等とは、というのだ。
「ニンニンジャーの諸君ともな」
「ニンニンジャーは忍者だったな」
このことはカナロが指摘した。
「そうだったな」
「その通りだ」
トリンはカナロにも答えた。
「彼等は忍術で以て戦う」
「そうだったな」
「彼等にも協力を仰ぐことになるかも知れない」
「えっ、もっと大きな戦いになるんですか」
ラッキューロはトリンの言葉に驚きの声をあげた。
「それは嫌ですよね」
「そうよね」
キャンデリラもそれはと続いた。
「やっぱり戦いよりもね」
「遊びですよね」
「皆で楽しくね」
「そうしないとね」
「昔ドクターマンという人がいたそうだけれど」
アイガロンはふとある人物のことを思い出して言った。
「遊びとか楽しみなんてね」
「知らなかったんですね」
「そうだ、それでその最期を聞いたら」
涙を手で拭って言うのだった。
「滲みるんだ」
「そんな人ですか」
「本当に哀しいものだよ」
ラッキューロに対して話した。
「自分も見失って」
「そう思うと楽にすることですね」
ラッキューロは自分の考えを言った。
「明るく楽しく」
「それがいいな」
「ああ、怒る時があってもな」
ドゴルゴも言った。
「それよりもな」
「明るく楽しくですよね」
「それが一番だな」
「本当にそうですね」
「復活してもデーボス軍に戻らなくてよかった」
ドゴルゴは今心から思った。
「あそこに戻ったらな」
「明るく楽しくなんてですね」
「それこそな」
まさにというのだ。
「全くなかったからな」
「カオス様そういうのとは無縁ですしね」
「ああ、あの人も復活したみたいだがな」
それ故にというのだ。
「ここに来てよかった」
「そうですよね」
「カオス様も素質はあると思うけれど」
キャンデリラはそれでもと話した。
「どうもね」
「僕達と違うんですよね」
「そうなのよね」
「そこが出てでしたね」
「デーボス軍も負けたしね」
「そう思いますと」
ラッキューロはさらに言った。
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