第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その二十九
[8]前話 [2]次話
「オーソドックなメニューを最高の味にしてくれます」
「そうなのですね」
「フルーツも実に美味しいです」
「生クリームがフルーツに合っていて」
「そしてクレープともアイスクリームともですね」
「合っていますね」
「全ての調和を考えてです」
そうしてというのだ。
「作られているものがです」
「このデザートですか」
「クレープとアイスクリームだけでなく」
「チョコレートソースも考え」
「フルーツと生クリームもですね」
「そのそれぞれが味を引き出し合っているのですね」
「そうです、こうしたものが食べられるのも」
まさにというのだ。
「エウロパならではです」
「上品な素材を活かした甘さですね」
「それが為に他のものをさらに引き出す」
「そうしていますね」
「左様です」
こう客人達に話した。
「それがエウロパです」
「適度な素材の甘さが全てを最高にする」
「他のものを活かし合って」
「そうなっていますね」
「エウロパの味は」
「そういうことです、ですから」
カミュは今度はワインを飲んで言った。
「ワインともです」
「合いますね」
「お菓子はワインにも合いますが」
「最高のお菓子はワインの味も引き出す」
「そうしますね」
「左様です、ですからワインもまだです」
デザートという最後の段階に入っているがというのだ。
「この様にです」
「飲めばいいですね」
「こうして」
「左様ですね」
「はい、ですから飲みましょう」
是非にというのだ。
「このまま、そして私は明日です」
「明日?」
「明日といいますと」
「サウナに入り」
そしてというのだ。
「汗をかき身体を清め」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「また公務に励まれますね」
「そうされますね」
「明日の朝は水泳を楽しみ」
朝起きてすぐにというのだ。
「それからです」
「サウナですか」
「そこに入られますか」
「朝は」
「はい」
そしてというのだ。
「サウナに入り」
「そしてですか」
「体調を整えられ」
「そのうえで、ですね」
「公務にあたられますね」
「そうします、明日もです」
カミュは余裕の笑みで話した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ