暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百三十七話 気のいい戦士その七

[8]前話 [2]次話
「わいが今いる起きた世界の日本では」
「そうなんですね」
「それ見て来てますさかい」
「だからですか」
「気を付けています」
「そうなのですね」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうしています」
「そうなのですね」
「そうしてです」
 さらに言うのだった。
「そちらのこともです」
「目を光らせていますか」
「そうです、それだけですか」
「その政策そして実現されていることをです」
「周りの街や村は見ていますか」
「結果が出ていることも」
 このこともというのだ。
「そのうえで、です」
「わいの勢力に入ってですか」
「このラスベガスと同じ様にです」
「治めて欲しいのですね」
「そうです、どうされますか」
「一も二もないです」
 これがスタインベックの返事だった。
「ほなです」
「治めて頂けますね」
「そうします」
 自分の勢力に入りたいと申し出た街や村にもというのだ。
「入りたいと言うのなら」
「来る者は拒まずですね」
「その考えで以て」
 それでというのだ。
「その様にです」
「左様ですね、では」
「はい、その街や村もです」
「治めて下さい」
「そうさせて頂きます」
 仕事、書類のそれをしつつだった。
 スタインベックは市長に答えた、そうしてだった。
 ラスベガスの周りの街や村、自分の勢力に入りたいと申し出た彼等を迎え入れてそのうえで治めていった。
 その街や村もだ、スタインベックはラスベガスと同じ様に治めていったが。
「好評です」
「かなりの支持を得ています」
 仕事が終わって飲んでいる彼に店長と店員が話した。
「治安が格段によくなりです」
「しかも子供が笑顔になったと」
「それに生活も安定してきて」
「就職も増えたと」
「それは何よりです」
 スタイベンベックは二人の話を聞いて笑顔で頷いた。
「わいもそうなる様に政してますし」
「そしてそれがですね」
「支持を得られているならですね」
「嬉しいですね」
「スタインベック様にしましても」
「はい、ほなこのままです」
 笑顔でだ、共に飲む二人に話した。
「治めていきます」
「そうして下さい、この酒場もです」
 店長はカジノと共に自分が経営している店の中を見回して話した。
「スタインベック様の政で、です」
「それで、ですか」
「おかしな客がかなり減りました」
 そうなったというのだ。
「平和になりました」
「酒場もですか」
「カジノもです」 
 こちらの店もというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ