第四幕その一
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第四幕 雨と雪の街
先生達はホテルに荷物を置くと早速舞鶴の街に出てフィールドワークに入りました。
「基地だけでなくね」
「そこにある街もだね」
「うん、見て回らないとね」
王子にその中に入ってとお話しました。
「駄目だからね」
「まずは舞鶴の街に出て」
「見て回ろう」
「そうするんだね」
「この街は結構広くてね」
先生は早速舞鶴の街についてお話しました。
「色々見て回ると面白いんだ」
「そうなんだね」
「基地だけじゃなくてね」
「だからその街並みも見て回って」
「学ぼうね」
「まずはそうするんだね」
「明日は基地に行くけれど」
それでもというのです。
「今日はね」
「そうするんだね」
「そうだよ、夜までね」
「街の中を見て回るね」
「そして夜はね」
この時間はといいますと。
「ホテルに戻って」
「そちらでだね」
「ディナーを楽しんで」
そうしてというのです。
「くつろごうね」
「そうするね」
「今日はね」
こうお話するのでした。
「時間の許す限り」
「街を見て回るんだね」
「商店街は駅からホテルに行く間で見たけれど」
それだけでなくというのです。
「他の場所もね」
「見ていくね」
「それは舞鶴にいる間は」
「ずっとだね」
「やっていこう」
「基地を見るだけじゃないことは」
王子はしみじみとした口調で言いました。
「いいね」
「そう言ってくれるね」
「先生らしいよ」
こう言うのでした。
「本当にね」
「広く見るんだよね、先生って」
「学問について」
「只学ぶ対象だけ見ないで」
「その周りも見るんだよね」
動物の皆も言います、先生のあるところ皆ありなので当然ながら今も先生と一緒にいて舞鶴の街を闊歩しています。
「そうするんだよね」
「それで多くの物事を学ぶんだよね」
「今現在学ぶ対象以外のことも」
「本当に広く学んで」
「そうして学問を深めていくね」
「学問は垂直に掘るんじゃなくてね」
先生は皆に学問を地面を掘ることに例えてお話しました。
「すり鉢みたいにね」
「掘っていくものだね」
「本当に広く」
「そうしていくものだね」
「だからね」
それでというのです。
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