第四幕その一
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第四幕 漁港に行くまでも
ヘンリーおじさんとエマおばさんを迎えてです。
皆はあらためて海や川の幸が一杯あるマンチキンの漁港の街に向かいました、それで黄色い煉瓦の道を歩いていきますが。
おじさんはその中でおばさんに笑顔で言いました。
「カンサスにいた時はこんな服を着てな」
「オズの国のね」
「それで何の心配もしないで農業ををしてな」
「トラクターとか草刈り機とか使って」
「自転車も乗るとかな」
「思わなかったわね」
「全くだ」
笑顔で言うのでした。
「わしが自転車に乗るとか」
「私もよ」
「軽トラだってあるしな」
「自動車を運転するなんて」
「ああ、昔はね」
ドロシーはお二人のお話を聞いて言いました。
「トラクターもなくて」
「自動車だってなかったね」
トトも応えて言いました。
「あってもね」
「今と全然違う形だったわ」
「そうだったよね」
「だから軽トラなんてね」
「なかったよ」
「想像もしなかったわ」
そうした車はというのです。
「本当にね」
「そうだったね」
「全くね」
「というか」
さらに言うトトでした。
「軽トラって外の世界のアメリカにはないみたいだね」
「そうらしいわね」
ドロシーもそれはと応えました。
「どうも」
「これがね」
「日本のもので」
それでと言うトロットでした。
「アメリカに入ったらしいわね」
「そうみたいね、それでオズの国でも普及して」
ベッツイも言います。
「ヘンリーさんとエマさんも使ってるのね」
「ええ、オズの国では生産してるわ」
オズマが言ってきました。
「軽トラもね」
「そうよね」
「そうしているわね」
トロットとベッツイはオズマに応えました。
「それで皆使っているわね」
「そしてお仕事に使っているわ」
「ジープとか軽トラはね」
こうした自動車はというのです。
「本当に何かと使えるわ」
「ジープを最初に乗った時驚いたよ」
キャプテンは言いました。
「あまりにも何かと使えてね」
「ものを持ち運べてよね」
エリカが応えました。
「移動にも使えて」
「そうそう、頑丈でどんな道でも進めるし」
キャプテンはエリカに応えてお話しました。
「凄くね」
「便利な車ね」
「だからわしはジープが好きだよ」
そうだというのです。
「今もね」
「そうよね」
「雨が降ったら覆いをかけて」
そしてというのです。
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