第三話 ヨドンヘイムの戦いその十五
[8]前話 [2]次話
「ここは是非ね」
「二人の申し出を受けよう」
「キャンデリラさんとラッキュウーロさんのね」
「そうしよう」
「ここはね」
「そう言ってくれて嬉しいわ」
キャンデリラは実際に嬉しそうに言った。
「本当にね」
「そうですよね、僕達も来た介がありました」
ラッキュウーロも喜びを表に出している。
「本当に」
「そうよね、それじゃあね」
「皆これから僕達の基地に案内するね」
「宜しく頼む、それで今からだな」
コウは二人の言葉を受けてあらためて言った。
「君達の基地に行くんだな」
「そうだよ、道案内は任せてね」
「わかった、ただ君達目立つな」
ラッキューロに応えて言うのだった。
「それで人前に出て大丈夫か」
「あっ、そうですね」
オトも言われて気付いた。
「その外見だと」
「目立たないか」
「その点は大丈夫よ」
「僕達人間の姿にもなれるからね」
二人はあっさりとした口調で答えた。
「だからね」
「その心配は無用よ」
「そうか、なら大丈夫だな」
コウは二人の返事を聞いて笑顔で頷いた。
「外に出ても」
「それでここまでも普通に来られたんだな」
メルトはこう考えた。
「そうだな」
「そうなのよ、こうした感じでね」
キャンデリラはこの言葉と共に人間の姿になった、そうしてメルトに対して明るく笑って話したのだった。
「アイドルにもなれるから」
「僕はこうなるんだ」
ラッキューロも人間の姿になって話した。
「人間の姿だとね」
「貴方は女の人になるのね」
「面白いよね」
アスナに笑って応えた。
「人間の姿になるとこうなるなんてね」
「そうね、それじゃあ本当に大丈夫ね」
「そうだな、元の姿だとな」
どうかとだ、トウは言った。
「どうしても目立つ」
「ぬいぐるみと思われるからね」
「そうなのよね」
ラッキューロもキャンデリラも話した。
「やっぱり目立ってね」
「満足に動けないからね」
「だからなんだ」
「私達は外の世界に出る時は人間の姿になるのよ」
「あんた達も大変ということか」
バンバは考える顔で応えた。
「何かとな」
「いやいや、楽しいわよ」
「これはこれでね」
二人でバンバに答えた。
「変身するのもね」
「それでぬいぐるみだとか言ってお外歩くことも」
「僕達基本落ち込まないから」
「楽しんだり笑ったり」
「明るい方がいいでしょ」
「それはな」
バンバも否定しなかった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ