第12話
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ぁ………」
「ギュランドロス陛下と”ルバーチェ”のガルシアさん……」
「惜しい!オレ様の名前はランドロス・サーキュリー!人呼んで”仮面の紳士”だ!以後間違えるなよ、嬢ちゃん♪」
二人の登場にフェリは呆け、アニエスは驚きの表情で二人を見つめ、ランドロスの指摘にヴァン達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ったく……だが助かったぜ、”仮面の紳士”と”キリングベア”。」
我に返ったヴァンは苦笑しながら二人の加勢に感謝の言葉を口にした。するとその時その場にアルヴィスがかけつけた。
「な、何とか一体は倒した!そっちは――――ふ、増えてるっ!?というかアンタ達は一体―――――」
魔獣が増えている事やランドロスとガルシアを目にしたアルヴィスは驚きの表情で声を上げ
「クク、この場は引き受けてやるよ。代わりに車の件はチャラでいいだろう?」
「チッ……考えといてやる。任せたぜ”仮面の紳士”、”キリングベア”、遊撃士もな!」
ランドロスの申し出を受け入れたヴァンはその場をアルヴィスやランドロス達に任せてアイーダの後を追い
「どこに行くんだ!?――――――じゃなくて”キリングベア”って、まさか”中央”の”ルバーチェ”の!?何で今も拘置所にいるはずの奴がこんな所にいるんだよ……!?」
ヴァン達の行動に驚いたアルヴィスだったがガルシアの事を知ると信じられない表情でランドロスとガルシアを見つめた。
「クク……オレ様はネコ派でな。犬も嫌いじゃねぇが、状況が状況だから悪いが手加減はできねぇぜ?」
「誰もアンタの趣味は聞いてねぇだろうが。しかしこの俺が遊撃士や支援課の連中の真似事をする羽目になるとは、世の中わからねぇものだぜ。」
そしてランドロスとガルシアは魔獣たちとの戦闘を開始した。
21:20――――――
アイーダの後を追ったヴァン達は丘陵地帯に到着した。
〜郊外・丘陵地帯〜
「……”仮面の紳士”達に遊撃士がたまたま来てラッキーだったな。いや、むしろ必然と言うべきか。」
「はい……アイーダさんたちの軍用魔獣が異常な事になって……その影響で元々いた狼型魔獣がおかしな動きをしていたんですね。それで遊撃士の人が来て、………ギュランドロスへ――――――いえ、”仮面の紳士”さん達の方は――――――」
ヴァンの話に頷いたアニエスは複雑そうな表情でランドロスのやり取りやメルキオルのやり取りを思い返した。
若造を見なかったか?ナヨっとした、ミント髪の野郎だ。
いや、僕一人だったけど……この先は民家とかもないしね。
「……あの人を追いかけて訪れ、アイーダさんはこの丘陵から来た……だったら
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