第12話
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「!待ってアイーダさん……!」
アイーダの行動を目にしたフェリは慌ててアイーダの後を追おうとしたが魔獣たちがフェリの前を遮った。
「っ……どいてよおっ!!」
「今は後だ――――――”火喰鳥”も言っただろうが!?」
魔獣たちを睨んで声を上げるフェリにヴァンが指摘したその時、村のあちこちから悲鳴が聞こえると同じ魔獣たちが村人たちに近づこうとしていた。
「くっ……!」
「ど、どうすれば……!?」
「お二人はどうか……!こちらは任せてください!
突然の危機的状況にアルヴィスは唇を噛みしめ、警察官が判断に迷っているとヴァン達と共に武装を構えたアニエスが二人に声をかけた。
「っ……わかった!そいつはともかく君達は気をつけろ!」
アニエスの言葉に頷いたアルヴィスは警察官と共に村人を襲おうとしている魔獣たちの対処に向かった。
「―――――今は切り替えます。アイゼンシルトの軍用魔獣が3体!」
「しかもヤバイ状態みたいだ。アニエス、気を付けてフォローしろ!それと”切り札”にも加勢させろ!」
「はい……!援護と回復は任せてください!来て――――――メイヴィスレイン!!」
そしてヴァン達はアニエスが召喚したメイヴィスレインと共に魔獣たちを無力化したが新手の魔獣たちが先を阻んだ。
「ああっ……!?」
「ま、まるで私達を通さないように……」
「―――――高位猟兵団の軍用魔獣。コイツらが狼型を脅してたんだろう。パワーとスピードも異常だが、それ以上に……」
「!させません!」
新手の登場にフェリとアニエスが不安そうな表情を浮かべている中ヴァンは魔獣たちについて分析し、何かに気づいたメイヴィスレインは自身の周囲に魔力による光の槍を具現化させた後倒れている魔獣たちに放った。すると3体の内の2体は起き上がった瞬間に光の槍で止めを刺されたが、残りの1体は起き上がると共に回避行動に移った為止めは刺す事はできず、新手の魔獣たちとともにヴァン達の前を阻んだ。
「チッ、1体仕留めそこねましたか……!」
「そ、そんな……倒したはずなのに……」
「女神様……」
「……!アニエスとフェリは下がってろ――――――!」
1体止めを刺せなかった事にメイヴィスレインが舌打ちをして不愉快そうな表情を浮かべている中、アニエスは信じられない表情を浮かべ、フェリは真剣な表情で祈り、ヴァンはアニエスとフェリに警告した。
「やれやれ……人が久しぶりのシャバでの酒を楽しんでるっつうのによ。」
するとその時がガルシアの声が聞こえた後ガルシアとランドロスがその場に現れると共に魔獣たちに強烈な一撃を叩きつけて吹き飛ばした!
「……
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