第12話
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、話していただけませんか……?」
「……?お嬢ちゃんは……」
「ウチのバイト助手だ。それよりアンタ、ひょっとして――――――」
「おい、そこで何をやっている?」
アニエスに訊ねられたアイーダが不思議そうな表情で訊ね返すとヴァンがアニエスの事を説明した後アイーダにある事を訊ねようとしたその時、駐在所の警察官を連れたアルヴィスがヴァン達に声をかけた。
「!またお前達か。って、そこのアンタは……?」
「見かけない顔だねぇ。観光客――――――いやひょっとして。」
声をかけた人物がヴァン達である事に気づいたアルヴィスはアイーダに視線を向け、警察官はアイーダの顔を見つめてアイーダの正体に気づき
「まさか……猟兵か?」
アルヴィスも同様アイーダの正体に気づくとアイーダに確認した。
「はは、遊撃士まで来てるのにのこのこ寄っちまうなんてね……団長に付けてもらった”火喰鳥”の名が泣くってもんだよ。」
「アイーダさん……!わたし、力になりますから!だからどうか――――――!」
苦笑しながら呟いているアイーダにフェリは真剣な表情で声をかけ
「ふふ、アンタにはまだ色々と教えたかったんだが……裏解決屋――――――この子にここまで付き合ってくれたんだろう……?できればこのまま――――――」
アイーダはヴァンにある事を頼もうとしたが、何かの衝動がアイーダに起こった。
「遅かったか……っ!」
衝動を感じたアイーダが顔を歪めると周囲から何かの動物の唸り声が聞こえてきた。
「な、なんだぁっ!?」
「魔獣の群れ……!?いや――――」
「チッ……恐怖で狼型を突き動かしていた連中か―――――!」
「……!」
「そ、それって……」
唸り声を聞いた警官とアルヴィスが驚いている中、正体を察したヴァンは厳しい表情で推測を口にし、それを聞いたフェリが目を見開き、アニエスが不安そうな表情で訊ねたその時軍用の狼型魔獣がヴァン達に向かってきていた。
「フフ……これも縁かねぇ。何とかこの場は凌いでみせな、フェリ、裏解決屋に遊撃士も―――――!」
一方アイーダは不敵な笑みを浮かべてヴァン達に激励の言葉を送った。すると魔獣たちがヴァン達に近づいてきていた。
「っ……!?」
「ひえええええっ!?」
「ぐ、軍用魔獣か――――――!?」
「ああ、しかもコイツら……」
自分達に近づいてきた魔獣の正体を目にしたアニエスは息を呑み、警察官は悲鳴を上げ、アルヴィスは真剣な表情で声を上げ、アルヴィスの言葉に頷いたヴァンは魔獣たちが暴走状態である事に気付いて厳しい表情を浮かべた。するとアイーダは空高くへと跳躍して魔獣たちの背後に着地した。
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