暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0062話
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ある。レモン、例の話をしてくれ」
「ええ、リュケイオスに関係する事よ。アギュイエウスの実験を見て貰えれば分かる通り、あの転移装置には平行世界への次元転移が可能だというのはいいわね。その下位互換とでもいうようなリュケイオスにも同様の機能が備わっているのよ。アギュイエウスはまだきちんとこちらでコントロールは出来ないけれど、リュケイオスならある程度安定した次元転移が可能な筈よ」

 ……ここで来たか。ただ、ヴィンデルの話を聞くに徐々にこちらが押され始めているというのは確かなようだ。そういう意味でも今この話が出るのはそれ程おかしくはない、か。

「ちなみに、アギュイエウスを強奪していく予定の為か次元転移に成功した場合の転移先はヘリオス・オリンパスが転移した世界になる可能性が非常に高いそうだ」
「強奪?」
「ああ、空間転移や次元転移をする為の装置だ。上手く使えば限りなく強力な戦力になるからな」
「で、そのアギュイエウスだけど。どうやらメインの開発者であるヘリオス・オリンパスとなんらかの形で繋がっているフシがあるのよ。その繋がりを利用しての転移になるから彼のいる所へ転移する可能性が高い訳ね」
「ただし、これはあくまでも最後の手段だ。当然私もこのまま連邦軍に負けるつもりはないから、あくまでも保険として考えておいてくれ。ただし、もし実際にこの作戦を実行に移す事があった場合はアクセル、お前にテスラ研制圧の陣頭指揮を取ってもらう事になるだろうから心に留めておくように」

 テスラ研、か。やはりフィオナやラウル達と戦う事になるのだろうか。俺としてはこちらについて欲しいんだが。

「この作戦名はエンドレス・フロンティア。プランEFとする」
「了解した。この作戦が指示されたら、俺はテスラ研を制圧すればいいんだな?」
「ああ。だがまぁ、何度も繰り返して言うようだがプランEFはあくまでも最終手段としての保険に過ぎん。このまま私達が連邦政府を打倒すれば意味の無くなる作戦でしかない」

 ヴィンデルの言葉で話が終わり、俺達はそれぞれにブリッジを出て行く。
 さすがに疲れた俺も、そのまま部屋へと戻り身体を休める事にする。
 ベッドで横になりながらふとブリットを吸収した事を思い出し、ステータスを表示する。そしてそこに表示されているスキルの念動力を見て思わずベッドが飛び上がるくらいに驚いた。吸収すると念動力のLVが上がるのは今までの経験で既に分かっていた。だがそれが……

「念動力LV.10、だと?」

 俺のステータス表示なんかのシステムは基本的にスパロボをベースにしたものだ。故にスキルの最大LVは9だとばかり思っていたのだが、実は違っていたらしい。
 あるいはこれも転生特典の成長性が高いというのの効果、か?
 まぁステータス表示を見た時は驚いた
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