第三幕その七
[8]前話 [2]次話
「日本全国の駅弁も食べられるよ」
「そうだね、それじゃあね」
「丁度お昼だしね」
「駅弁も食べましょう」
「そうしましょう」
皆も応えてでした。
皆で駅弁も食べました、そして京都駅に着くとそこから舞鶴線に行ってそこで舞鶴に行く特急に乗りました。
すると今度はすぐに山の中に入ったので。
「こんな山の中にまで線路があるからね」
「これまた凄いね」
「険しい山を幾つも越えて」
「それで進んでいくんだ」
「うん、こうした鉄道の旅もいいね」
王子は皆と一緒に凄く満足しているお顔でお話しました。
「凄くね」
「そうだよね」
「日本は山が物凄く多くて」
「線路も山の中にある場合が多いけれど」
「その山道を進んでいくのもいいね」
「本当にね」
「この山を進むことはね」
先生は皆にお話しました、新幹線でお弁当を沢山食べてお腹一杯ということもあり普段以上に穏やかな笑顔になっています。
「やっぱりね」
「そうそうだよね」
「出来ないよね」
「線路を敷くことも大変だし」
「車道だってね」
「だから昔はね」
かつてはというのです。
「敦賀から滋賀県の西を通ってね」
「琵琶湖西岸の方だね」
「あちらを通って」
「それで舞鶴辺りまで行っていたのね」
「うん、この丹波高地がね」
今列車を通っているそこがというのです。
「京都の北にあるから」
「それでだね」
「中々進めなくて」
「回り道していたんだね」
「敦賀なら滋賀県を通った方が速いけれど」
この街ならというのです。
「けれどね」
「それでもだよね」
「舞鶴からどう京都に行くか」
「昔だと」
「回り道をして」
その丹波高地を避けてというのです。
「行っていたんだ」
「そうだったんだね」
「そうして行き来していたのね」
「昔は」
「そうなんだ、日本は本当に山が多くて」
そうした地理的状況でというのです。
「京都府も同じでね」
「盆地だしね」
「もうすぐそこに山があって」
「その山に囲まれていて」
「府全体でも多いしね」
「だからだよ」
それでというのです。
「昔は行き来が難しかったよ、しかしね」
「今はだね」
「この舞鶴線があるから」
「それで行き来出来るね」
「かなり楽に」
「そうだよ、じゃあ舞鶴に行こうね」
こうお話してでした。
皆で舞鶴に向かいます、そしてその舞鶴に着いて駅から降りるとまずは大きな開けた道があってです。
商店街もあります、皆はその街並みを見てお話しました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ