第三幕その九
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「これからね」
「漁港まで行ってか」
「楽しむのね」
「そうしてもらうのよ」
「いや、蛸が美味しくて」
オズマはにこりと笑って言いました。
「たまらないわ」
「そうよね、蛸とか烏賊って美味しいわ」
「お魚にも負けない位にね」
トロットとベッツイも蛸を食べつつ応えます。
「貝類もそうで」
「海老だってね」
「もう海の幸はどれもね」
「最高よ」
「そうだね、しかしお寿司には色々あって」
それでと言うおじさんでした。
「卵焼きや納豆もあるけれど」
「こうしたものも美味しいわ」
おばさんは河童巻きを食べて言いました。
「胡瓜だってね」
「こうしたお寿司もな」
「凄くいいわね」
「そう、お寿司は奥が深いの」
まさにと言うドロシーでした。
「それでその漁港ではね」
「こうしたお寿司もか」
「食べられるのね」
「中華料理、イタリア料理、フランス料理、スペイン料理でもね」
こうしたお料理達でもというのです。
「食べられるの、アメリカ料理でもね」
「食べられるのか」
「そうなのね」
「昔ながらのアメリカ料理でなくて」
そうでなくというのです。
「今のアメリカ料理はね」
「魚介類もか」
「食材であるのね」
「そうなっているの、昔ながらのカンサスのお料理はそうだとしても」
お二人が食べている様なというのです。
「けれどね」
「それでもだね」
「今のアメリカ料理はなのね」
「そうなっているから」
だからだというのです。
「漁港ではね」
「魚介類を使ったアメリカ料理もか」
「食べるのね」
「そうしましょう」
ドロシーは大トロを食べつつお二人にお話しました。
「これからね」
「こんな美味しいものが食べられるなら」
「折角のドロシーのお誘いだし」
お二人もそれでと応えます。
「今からね」
「行かせてもらうか」
「留守番をしっかりして」
「そのうえでな」
こうお話してでした。
お二人は早速お家の戸締りをしてそのうえで出発することにしました、それでまずはお寿司を食べ終えたのですが。
「いやあ、満足したよ」
「本当にね」
満面の笑顔でお話しました。
「こんな美味しいものがあるなんて」
「思わなかったな」
「お寿司最高だったわ」
「全くだ」
「生のお魚も食べたことがなくて」
「お米も殆どな」
「茶碗蒸しだってね」
こちらもというのです。
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