第三話 ヨドンヘイムの戦いその十一
[8]前話 [2]次話
「一体ね」
「その辺りも気になるから考えていこう」
タスクは仲間達に言った。
「これから。ただそれは急ぐことじゃないだろうね」
「そうなの？」
「うん、今は戦う方が大事じゃないかな」
モネにも話した。
「むしろね」
「そちらを優先させて」
「復活していることについてはじっくり考えていけばいいよ」
戦いながらというのだ。
「まずはね」
「そうすることね」
「それでいいと思うよ」
「そうだな、だが不思議とバスコみたいな奴は復活していないな」
マーベラスはタスクの言葉に頷きつつ彼のことを思い出した。
「ああ他奴はな」
「ジニスもだな」
門藤は彼のことを思い出した、そのうえでマーベラスに応えた。
「あいつはいないみたいだな」
「極端に嫌な奴はいないか」
マーベラスは思った。
「今のところだがな」
「正直二度と会いたくないな」
バスコについてはギブケンも言及した。
「最悪と言っていい奴だった」
「あいつが蘇ったらきっとややこしいことになるわよ」
ミルフィも思うことだった。
「今より遥かにね」
「何かととんでもないことをするね」
ドッゴイヤーも思うことだった。
「あいつが復活したら」
「そうですね」
ファミーマも頷くことだった。
「あの心はもう変わりませんから」
「何があってもね」
「あまりにも腐った性根は何をしても変わりはしないということか」
ゴセイナイトは考える顔になって述べた。
「最早な」
「そう言われると頷けるな」
朝加も否定しなかった。
「俺が聞いた限りだとジニスなんかがそうだな」
「あいつもそうだな」
風切も否定しなかった。
「言われると」
「そうだな」
「うん、碌でもない奴だった」
「そうだとな」
「そういえばまだクレオンやワイズルーはいいな」
カナロは素直にこう思った。
「あいつ等はバスコ達程悪辣じゃない」
「そうだな」
コウはカナロのその指摘に頷いた。
「まだな」
「そうだな」
「あいつ等にしても」
「悪辣にも限度があるな」
「そうね」
アスナはメルトの言葉に同意であった。
「クレオン達はまだましね」
「そうした連中と比べるとな」
「そしてそうした連中は出て来ないならだ」
「そのことはいいな」
トウとバンバも話した。
「そしてもっと言えばな」
「そこにも何かあるのかもな」
「そのことはじっくりと考えていこう」
博多はこう結論付けた。
「そして今は皆で協力していこう」
「そうだな、相手もそうしているしな」
宝路は弟の言葉に頷いた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除