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スーパー戦隊超決戦
第三話 ヨドンヘイムの戦いその五

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「俺達もキラメイジャーと合流出来たからな」
「だからか」
「そう、だからだ」
 バスターブルーに答えた。
「去ろう」
「無駄な戦いはしないか」
「そうしような、今は」
「そうね、敵も強いうえに必死だし」
 バスターイエローはダマラス達の戦いぶりを見て言った。
「それじゃあね」
「そうだ、無理に戦うとな」
「私達も大怪我を負うかもね」
「戦うのは今じゃないね」
 ジュウオウエレファントも言った。
「程々にだよ」
「ここはこの連中を逃がすか」
「うん、ザンギャックの大幹部だから倒せたら大きいけれど」
 ジュウオウライオンに話した。
「前より強くなっているみたいだし必死だしね」
「逆に俺達がやられかねないか」
「しかもヨドンナ達は合流したし」
 それを防ごうという目的は達せなくてというのだ。
「僕達はキラメイジャーの人達と合流出来たから」
「それならいいか」
「うん、だからね」
 それでというのだ。
「今は彼等とは程々にね」
「そうね、じゃあちょっと距離置こう」
 ジュウオウタイガーはジュウオウエレファントの言葉を受けて頷いた。
「そうしよう」
「それがいいな」
 キラメイブルーも頷いて言った。
「ここは撤退させることだ」
「ああ、それに何か嫌な予感がしないか?」
 タランチュラは戦士達の戦いを見つつこんなことを言った。
「どうもな」
「そうだね、何かそんな感じがするね」
 パトレンエックス、今はそうなっている彼が応えた。
「ここで誰が出て来る様な」
「あれ、わかった?」
 矢鱈大きな目で緑の身体に赤い王子の様な服と帽子の人型の生きものがひょっこりと出て来た、そのうえで言ってきた。
「いや、ここで奇襲仕掛けようと思ったけれど」
「気付かれたな」
 今度は青い身体のマントの者が出て来た。
「こうなっては仕方がない」
「はい、ここは帰りますか」
「いや、もう一つの目的を果たそう」
「ああ、ザンギャックとかと合流しますか」
「そうしよう」
「ここで戦うにも分が悪いね」
 また一人出て来た、赤い身体の者だ。
「どうにも」
「そうだな」
 今度は白い四角い身体の者だった。
「奇襲なら兎も角な」
「おい、あからさまに怪しいな」
 ジュウオウザワールドが見てもそうだった。
「あんた達何者だ」
「あれっ、俺達のこと知らないんだ」
「知らないから聞いてるんだ」
 その緑の者に返した。
「一体何者なんだ」
「俺はクレオンっていうんだよ」
 緑の者は名乗った。
「スライムだよ、覚えておいてくれよ」
「そうか、スライムか」
「いや、そこは驚くだろ」 
 平気な顔で頷いたジュウオウザワールドに突っ込みを入れた。
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