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星々の世界に生まれて〜銀河英雄伝説異伝〜
敢闘編
第七十九話 狩りの準備
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、現在の同盟が有利な状況なんてすぐひっくり返されてしまうだろう。俺はそうならない為に今の状況を作り出したんじゃないのか?
「参謀長、味方の来増援との合流まであとどれくらいだと思います?」
「そうですね…このまま後退を続けていけば、あと二日から三日という所ではないでしょうか」
「参謀長もそうお考えですか…今カイタルに駐留しているのは確か…第九から第十二艦隊でしたね」
「はい。その四つのうち、何れの艦隊が来るのかは分かりませんが…カイタルの駐留艦隊司令部と連絡を取りますか?」
どうするべきか。ラインハルトが居ると分かったからには、下手な動きをすると疑念を招く恐れがある。危険だと思ったらラインハルトは撤退を進言するだろう。奴はまだ参謀だ、その立ち位置なら、余程ではない限り勝算の薄い献策はしないものだ。本当に倒すのなら、何かもう一手打たないと…。









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