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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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 次の日は練習を始める前に監督がみんなを集めて

「君達には 頭が下がるよ 本当に零封しちゃうんだからなー それに 沙菜 えらいぞ 頑張ったな どうしてトライできたと思う?」

「はっ 栞奈さんからパスもらえたから・・・」

「どうして パスもらえたんだ?」

「それはー 栞奈さんについていって なんとか璃々さんをフォローしてたから、パスを受け取って絶対にボールを守るんだと思ってた」

「そうだ それだよ! 沙菜の意識がそうさせたんだ! 繋ぐという思いな それと、数日間だけど辛い練習で もう辞めたくなったこともあっただろう? だけど、それを乗り越えたという自信があったから 璃々をフォローできたんだ いいか? みんな 練習が辛いのは当たり前だ ラグビーが好きなんだったら強くなれ! 同じやるなら勝て! その時の歓びとか達成感は勝利者にしか味わえないんだぞ 君達は全国に行くんだろう? 人よりも何倍も辛い練習にも耐えてこそ掴み取れるんだぞ 普通のことをやっていて上に行ける訳が無いんだぞ よしっ! 今日も気合入れていけ!」

 私達は初めて聞くような監督の熱い訓示だった。勿論、私達は奮い立っていた。

「なぁ 監督 最近 どうしちゃったんかなー なんかが乗り移ったみたいだよね」と、泉希に話掛けたのだが

「そうねぇー 監督のほうこそ 全国に行くんだって気になったのかな 京都選抜との試合が決まって スイッチ入っちゃったみたい 絶対に勝つ気よ 巻き込んだのはみゅんだからね 責任とってよ みゅんは絶対に全国行くんよ」

「ぁぁー 泉希ぃー いつも一緒だって言ってたじゃぁない」

「ふふっ 限界あるかもよ」

 その日の練習はまた変わったことをさせられていた。タックルを受けたときに倒れながら片手でパスをするのだ。オフロードパスというやつ。最初は1mぐらいだったけど、3mぐらいの長いパスの練習に変っていった。そして、最後のあのジャンプしながらのランニング。監督の檄があったのだけど、そんなことも忘れたかのように、1年生は泣き言を言いながらやっていたのだ。

 試合当日は朝、学校で最終の練習をして、試合会場の市営グラウンドに向かった。今日の試合ではフォワードは1番栞奈 2番沙菜 3番彩 と決まっていた。バックス陣はいつものメンバーで、一応 市の選抜チームという形をとっていて、私達はキャンキャンズのジャージだったけど、彩だけは白いジャージなのだ。

 会場には、校長先生を筆頭に何人かの先生に生徒達も50人位居て、(飛んで跳ねろ 桜中)の横断幕も・・・私達もびっくりしていたのだ。そして、じっちゃんとばっちゃんに、私達メンバーの父兄の姿もあったのだ。勿論、サッカー部の連中も、道弘と励とすみれなんかは(みゅうみゅん 泉希 璃々 頑張れ)と
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