第11話
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の旅団”を抜けたのは割と前の話だが、少なくても古株の一人であった”火喰鳥”との面識があったのは確実だろう。――――――ま、本人も言っていたように最近まで拘置所にいただろうから、さすがに今の”火喰鳥”についての有力な情報は持ってねぇだろうがな。」
「そうですか………」
「フェリちゃん……」
ヴァンは説明をした後肩をすくめて答え、ヴァンの話を聞いて僅かに残念そうな表情を浮かべているフェリをアニエスは心配そうな表情で見つめた。
「……しかし、あの若造、何をしたか知らねえが”紅き暴君”と”キリングベア”に追われてるとは……今頃ケツまくって村から逃げてるかもしれねえな。」
「……かもしれません。死をもたらす獣が迫ってるなら。」
「あ、あはは……(そうなるとあの人の旅行者という肩書きも……?)」
ヴァンとフェリの推測に苦笑したアニエスはメルキオルの正体について考えていた。
「ま、危険なオッサン共だがとりあえずは放置しといていい。そろそろ7時だ。俺達は夕食にするぞ。下で奴等が飲んでそうだが構うもんか。厄払いにキャラメルソースがけのアイスクリームガレットもつけてやる!」
そして気を取り直したヴァンはいつもの調子で夕食を取る事を提案し、二人はヴァンの提案に冷や汗をかいて脱力した。
その後ヴァン達はランドロスとガルシアが酒を楽しんでいる中、それぞれ夕食を取り始めた――――――
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