第11話
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んで食料も確保せず10日も野営し……隊長だけが夜に村を訪れるような理由が。」
「……………………」
「うーん……何かが繋がりそうなんですけど。」
ヴァンの言葉にフェリは真剣な表情で黙り込み、アニエスは考え込みながら呟いた。
「ま、材料は揃ってきているが肝心のピースが足りてねえようだ。そうなると後は――――――」
そしてヴァンが話の続きをしようとしたが何かの気配に気づくを厳しい表情を浮かべて扉へと視線を向けた。すると扉がノックされた。
「あら……?夕食に呼びに来てくれた――――――」
「離れてろ!!」
「え―――――」
「っ……!?この気配――――――!」
扉のノックに首を傾げたアニエスが立ち上がって扉に近づいたその時ヴァンはアニエスに警告し、ヴァンの警告にアニエスが呆けている中フェリは自身の武装を構えた。
「ほう。相変わらず鼻が利くじゃねぇか、裏解決屋。もう一人も見所がありそうじゃねえか?」
すると扉から獰猛な声が聞こえてきた。
「っ……!」
(男の人の声……?それに気のせいかな……?聞き覚えが……)
扉から聞こえてきた声にヴァンが厳しい表情を浮かべている中、声に聞き覚えがあるアニエスは困惑の表情を浮かべた。すると扉が開かれると、何とランドロスが部屋に入ってきた。
「え。」
「おいおい……冗談だろ。どうしてアンタが現れるんだ?」
ランドロスを目にしたアニエスは驚きの表情で呆けた声を出し、ヴァンはランドロスを睨みながら指摘した。
「クク……つれねえことを言うなよ。あのピックアップはお前のだろ?すっかり元通りで何よりじゃねえか。」
「くっ……どの口が。」
ランドロスの指摘にヴァンは怒りの表情で唇を噛み締めながら呟いた。
「よう、嬢ちゃんたち。オレ様はランドロスって名前で、人呼んで”仮面の紳士”だ!そこのアークライド先生には前に依頼した時に世話になってなァ。」
「え……ラ、”ランドロス”さん、ですか……?あの……もしかして、その名前と仮面は――――――」
ランドロスの自己紹介と説明を聞いたアニエスは困惑の表情を浮かべた後すぐにある事に気づいてランドロスに訊ねかけたが
「アニエスさん、下がって!」
「フェ、フェリちゃん……」
フェリが自身の武装を手に持ってアニエスの前に出てランドロスと対峙し、フェリの行動をアニエスは不安そうな表情で見つめた。
「ほう、クルガのヒヨッコか。面白いのを連れてるじゃねえか。筋肉や体力は足りねえが眼に天性のバネはあるじゃねえか。――――――ま、このオレ様相手にそんな豆鉄砲が通じると思い込んでるのはまだまだだがなぁ?」
「ひっ…
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