第三百三十六話 アリゾナのカウボーイその一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第三百三十六話 アリゾナのカウボーイ
こちらの世界に来てまずは、だった。
ホイットマンは声からこの世界のこととこの世界においての自分のことを話された、その話が終わるとだった。
彼はすぐに自分の神具達を出した、そしてゲイボルグとホワイトバファローの姿を確認してから言った。
「ああ、ほんまやな」
「確認される為に出してくれましたか」
「ああ、声の話がほんまやと神具が出て来ると思ってな」
目の前に出て来たホワイトバファローに答えた。
「試してみたが」
「眠られてこの世界に来られますが」
ホワイトバファローはホイットマンにそれでもと答えた。
「しかしこちらの世界もまた、です」
「現実やな」
「そうです、夢もまたです」
「現実か」
「左様です」
「成程な、そう言うとどっちが現実やなくて」
「どちらもです」
起きた世界もこちらの世界もというのだ。
「少なくとも星の方々にとってはそうです」
「そういうことやな」
「左様です、それでなのですが」
ホワイトバファローはホイットマンにあらためて言ってきた。
「これからどうされますか」
「世界を救うにしてもやな」
「左様です、今ご主人様は能力は高いですが」
「この世界の神霊さん達並にやな」
ホイットマンは声に言われたことをそのまま話した。
「レベルもステータスも特技もな」
「そして神具もあります」
「自分含めてな」
「はい、ですが」
それでもというのだ。
「まだ徒手空拳と言っていい状況です」
「おいらだけやな」
「まさに裸一貫です」
「服は着ててもな」
「そう言っていい状況です」
「つまりこれからどないするかやな」
「はい、まさに」
ホワイトバファローはその通りだと答えた。
「それ次第です」
「おいらカウボーイ、ガンマンやからな」
だからだとだ、ホイットマンは答えた。
「それやとな」
「牧場ですか」
「とりあえずそっちに行ってな」
そのうえでというのだ。
「雇ってもらうか」
「そうされますか」
「ああ、そうしよか」
「わかりました、このフェニックス近郊にも牧場は多いので」
「牧場に行ってやな」
「そうしてです」
そのうえでというのだ。
「まずは牧場主の人にです」
「話してみることやな」
「そうしましょう」
「ほなな」
ホイットマンはホワイトバファローの言葉に頷き彼の言うままにすることにした、そうするとだった。
ホワイトバファローは主に対して穏やかな声でこう言った。
「では私の背に乗って下さい」
「馬に乗るみたいにやな」
「はい、そうしてです」
そのうえでというのだ。
「動かれて下さい」
「ほなな」
「そしてです」
さらに言うの
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ