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ドリトル先生と不思議な自衛官
第三幕その四

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「それはお料理についてもで」
「それでだね」
「肉じゃがも生まれたんだ」
「そうした経緯で」
「そう、そして」 
 それにというのです。
「これは舞鶴のお話だよ」
「東郷さんが舞鶴にいた時になんだ」
「そうしたことがあったんだ」
「そうだったんだ」
「佐世保もそう主張しているけれど」 
 こちらの街もというのです。
「けれどね」
「それでもだね」
「そうしたお話なのね」
「肉じゃがにはそうした誕生のお話があって」
「舞鶴のお話なんだ」
「その舞鶴に行って」 
 先生は笑顔でお話しました。
「海軍のことを学ばせてもらって」
「コラムも書かせてもらって」
「そして肉じゃがも食べて」
「色々飲んで食べるんだね」
「そうしようね」 
 こう言ったのでした。
「皆でね」
「いいね、肉じゃがも凄く美味しいよね」
 王子は満面の笑顔で応えました。
「あちらも」
「そうだよね」
「うん、京都府にあっても」
「京都市とは全く違うね」
「けれどね」
 それでもというのです。
「舞鶴は舞鶴でね」
「いい街だね」
「調べてそう思ったから」
 だからだというのです。
「本当にね」
「今から楽しみだね」
「行くことがね」
 本当にというのです。
「僕もね」
「僕もだよ」
 先生も言います。
「今からね」
「そうだよね、それじゃあ」
「行こうね」
「僕は留守番ですね」 
 王子はこう言ってきました。
「今回は」
「お願い出来るかな」
「はい、講義もありますし」
 大学のというのです。
「お家のお掃除もしっかりやらせてもらいます」
「頼むよ、僕はお掃除はね」
 先生はご自身から言いました。
「お料理もお洗濯も駄目だからな」
「まあそれは」
「得意不得意かな」
「誰にもありますよね」
「スポーツとね」
 こちらにというのです。
「家事それに世事のことは」
「先生は、ですか」
「全く駄目だからね」
 それでというのです。
「自覚しているよ」
「それはそうだけれど」
「本当に誰でも得意不得意はあるでしょ」
「僕達だってそうだし」
「先生もそうでしょ」
「それだけのことよ」
 動物の皆が先生に言います。
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