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ドリトル先生と不思議な自衛官
第三幕その二

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「結構以上にね」
「期待しているんだね」
「ネットで調べたらね」
「そうなんだね」
「それに美味しそうなお店もね」
「多いんだね」
「舞鶴は自衛官の人達の街で」
 そうであってというのです。
「飲めるお店もね」
「多いからだね」
「しかもトマトアンドオニオンの一号店も」
「あの全国チェーンの」
「そちらもあるから」
 このこともあってというのです。
「自衛隊を見られるし」
「何かと楽しみなんだね」
「カレーも楽しみだしね」
「そうそう、カレーはね」
 先生は何と言ってもとです、王子に応えました。
「やっぱりね」
「海上自衛隊のお料理の代表だね」
「肉じゃがと並んでね」
「そうだった、肉じゃがも」 
 こちらもとです、王子は笑顔で言いました。
「海軍からで」
「海上自衛隊を代表するね」
「そうしたお料理だったね」
「あれっ、肉じゃがって」
 まずは食いしん坊のダブダブが反応しました。
「どう見てもね」
「日本のお料理ね」
 料理上手のガブガブも言いました。
「本当に」
「お醤油にお砂糖に味醂で味付けしてるからね」
 ジップも言います。
「完全に和食だね」
「何か海軍って洋食のイメージがあって」
 それでと言うポリネシアでした。
「肉じゃがってないわね」
「兵隊さんはご飯ばかりって聞いてるけれどね」
 トートーはそのお食事自体のお話をしました。
「士官の人達は洋食で」
「けれどカレーは皆食べていたっていうし」
「海軍は洋食よね」
 チープサイドの家族もお話します。
「やっぱり」
「そうよね」
「それで肉じゃがなんだ」
 ホワイティは思わず首を傾げさせました。
「どうもピンとこないね」
「お肉は明治から食べる様になったけれど」
 チーチーはそれでもと言いました。
「元のお料理は江戸時代からあったんじゃないかな」
「明治からの食べものにしても」
 ジップはそう仮定してお話します。
「海軍からじゃないんじゃないかな」
「家庭料理じゃないかな」
 老馬はこう考えました。
「それか何処かのお店で考えだされた」
「日本ってそうしたお料理多いしね」
「何かとね」
 オシツオサレツも二つの頭で言います。
「だからね」
「そういうのじゃないかな」
「いや、これは面白いお話でね」
 先生はどうかと言う皆に笑顔でお話しました。
「東郷平八郎さんからなんだ」
「あの帝国海軍の大提督さんだね」
「黄海海戦に勝った」
「何と言っても日本海海戦で大勝利を収めた」
「あの人だね」
「そう、元帥にもなったね」
 先生は東郷さんのこのこともお話しました。
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