第三幕その二
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「キリスト教で言う」
「オズの国にも今はキリスト教入ってるけれど」
「ええ、けれどあれするなこれするなはね」
「言わないわね」
「それでそのキリスト教の一派で」
「ピューリタンの人達もいるわね」
「あの人達凄く質素で真面目で」
そうした教えでというのです。
「おじさんとおばさんはピューリタンじゃないけれど」
「かなり質素で真面目で」
「そうした人達で」
それでというのです。
「今もね」
「昔ながらのところがあるのね」
「そうなの」
まさにというのです。
「あの人達は。だから」
「食べるものも」
「流石にカンサスにいた頃みたいなあるものを食べるんじゃないけれど」
それでもというのです。
「質素なのはそのままで」
「魚介類も」
「贔屓目で見てもあまりで」
食べていなくてというのです。
「それでね」
「そのうえでなのね」
「お寿司とか和食とか中華の」
「お料理を食べてもらうわね」
「魚介類を使ったね、だからこそ」
「今からね」
「おじさんとおばさんに会って」
そうしてというのです。
「冒険の旅に出て」
「漁港でよね」
「堪能してもらうわ」
魚介類を使ったお料理をというのです。
「是非ね」
「ドロシーのお話なら聞いてくれるわ」
トロットは笑顔で言いました。
「貴女はお二人にとって娘でしょ」
「育ててくれたね」
「それならよ」
「大丈夫ね」
「お話聞いてくれるわ」
「しかも今刈り入れとか終わったのね」
このことはベッツイが言ってきました。
「それならね」
「忙しくもないし」
「大丈夫よ」
「僕もそう思うよ」
ハンクはベッツイと一緒に歩きつつドロシーに言いました。
「いい条件が揃っているから」
「私達と一緒に来てくれるのね」
「冒険の旅とは無縁みたいだけれど」
それでもというのです。
「お二人はね」
「たまには旅行に出てもいいしね」
ドロシーはハンクに応えました。
「それじゃあね」
「うん、是非ね」
「行きましょう」
「それじゃあね」
「ただここで決め手が欲しくない?」
ハンクはここでこうも言いました。
「大丈夫と思っていても」
「確実にする為に」
「何かね」
「決め手ね、何がいいかしら」
「それが問題ね」
「決め手、ですか」
恵梨香はドロシー達の今のお話に考えるお顔になりました。
「それですか」
「ドロシーさんの誘いで」
そこでと言うジョージでした。
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