第二話 出会う戦士達その十六
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「今はヨドンナそれにシードンという者達がです」
「動いているか」
「他にも組織を知っていますが」
「まずはだな」
「そちらに赴きます」
「わかった、では頼む」
ギルはエンターの提案をよしとした。
「それではな」
「行ってきます」
「宜しく頼む、そしてだ」
ギルはさらに話した。
「他の組織にもな」
「伺っていいですね」
「そうしてくれ、そして何かあればな」
「連絡をですね」
「頼む、連絡は常にだ」
それこそというのだ。
「行わないとね」
「なりませんね」
「そうだからな」
それ故にというのだ。
「まずはヨドンヘイムに行ってな」
「そうしてきます」
「戦力も連れて行きましょう」
ナリアも言ってきた。
「そうした時はいつもです」
「彼等が出てきますね」
「ジュウオウジャーなりが」
まさにというのだ。
「ああした連中は本当にです」
「そうした時に出てきますね」
「我々の都合の悪い時に」
「じゃあ何時でも出られる様にしておこうな」
こう言ったのはアザルドだった。
「そして実際に出て来たらな」
「その時は戦うわ」
エスケイプが強い声で言った。
「私達がね」
「そうしてくれるか」
「ええ、今は仲間だし」
エスケイプはアザルドにさらに話した。
「あんた達が気に入ってきたわ」
「それを言うと俺達もだ」
「そうだな」
バングレイも頷いて応えた。
「組織が違っていてもな」
「何か気に入ってきてな」
「一緒にやっていけるってな」
「思うな」
「私もです、今の方がです」
メタルエーは嬉しそうに話した。
「ゴセイジャー達と戦っていた時より楽しいです」
「話は聞いたが無茶苦茶だな」
ギルはメタルエーの過去のことを言った。
「俺はそんなことしないぞ」
「そうなのですね」
「確かに部下の不始末には容赦しない」
「それでもですか」
「そこまでするものか、まして今諸君は仲間だ」
だからだというのだ。
「余計にするものか、裏切ることもしないから安心しろ」
「正直裏切ってもいいことはないですね」
インサーンもこう言った。
「敵の多さも考えますと」
「そうだ、お互い利用し合ってもだ」
「協力することですね」
「それが一番だ」
ギルは確かな声で言った。
「俺達はな」
「そういえば平気で裏切り続けた奴はいないな」
「ああ、あいつはな」
膜インはモンスの言葉に頷いた。
「いないな」
「裏切り続けるとこうなるか」
「完全に消滅するか」
「自業自得とはいえな」
「哀れと言えば哀れだな」
「ふん、裏切り者なぞ誰が信用する」
ギルはこうも言った。
「そういうことだ、では俺達はな」
「協力し合っていきましょう」
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