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スーパー戦隊超決戦
第二話 出会う戦士達その十四

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「それならな」
「連中と会わせてくれ」
「食事をしながらでどうだろうか」
「ああ、それじゃあこちらも用意する」
「お互いにそうするか」
「そうして話そう」
 明るくやり取りをしてだった。
 また一つ戦隊が合流して共に戦うことを誓った、そしてその頃。
 ザンギャックの地球攻撃拠点になっている宇宙戦艦の中にそれぞれの組織の者達が集っていた、その中心にいるワルス=ギルは忌々し気に言った。
「ええい、あそこに俺がいれば総攻撃を命じていたぞ」
「ですからその時ではなかったのです」
「今はドラグニオ様を救出したばかりだったのよ」
 そのギルにエンターとデストラが言う。
「見てわかるでしょ」
「それは次の機会です」
「ううむ、それもそうか」
 ギルは二人に言われて考えをあらためた。
「ではヤーブンには今はゆっくりと休んでもらおう」
「そうさせてもらっていいか」
「長い間牢屋に入れられていたな」
 そのドグラニオにも言葉を返した。
「なら今はゆっくりとだ」
「休むことか」
「そうすることだ」
 こう言うのだった。
「美味いものでも食いながらな」
「そうすることか」
「そうだ、そして体調が戻ってだ」
 それからというのだ。
「あらためてな」
「奴等と戦うことだな」
「そうすればいい」
「そうか、ならその言葉に甘えさせてもらう」
 ドグラニオはそれならとギルに応えた。
「俺もな」
「それではな、それで貴殿はこれからヤーブン殿と呼ぶ」
「そうするのか」
「不服か」
「いや、皇子様だろあんた」
「それがどうした」
「それでギャングのボスの俺を殿付けか」
「仲間だからな」
 それ故にというのだ。
「そう呼ばせてもらう」
「そうなんだな」
「そういうことだ、ではな」 
 ギルはドグラニオにあらためて言った。
「ゆっくりと休んでくれ」
「それじゃあな」
 ドグラニオもそれならと頷いてだった。
 今は休息に入った、ギルはここまではよかったが。
 これからのことについて今の仲間達と話すがまたしても総攻撃を言ったところでエスケイプに冷たく言われた。
「だから今は無理でしょ」
「何っ、俺の作戦にケチをつけるのか」
「今さっきドラグニオさん休養に入ったでしょ」
 エスケイプはだからだと話した。
「デストラさんとゴーシュさんも付きっきりになったわよ」
「何っ、ギャングラーが動けないのか」
「幹部はね」
「それでは総攻撃なぞ無理ではないか」
 今更言うギルだった。
「どうすればいいのだ」
「ここはエスケイプ殿の言われる通りかと」
 すぐにダマラスが言ってきた。
「様子を見るべきです」
「ゴーカイジャーの動きをか」
「はい、攻撃を仕掛けてもです」
 そうしてもというのだ。
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