アインクラッド編
夕餉と会議
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ら明日の朝に決定しても問題ないだろ?」
キリトの提案に渋々といった様子で頷くアスカ。
隣でサチが分かりやすく安堵の表情を浮かべている。
「・・・仕方ないな。じゃあ、明日の朝に再度パーティーの配置を決めるってことで今日は解散するか」
全員がアスカの発言に頷く。
そのままアスカとキリトが帰ろうとするが、2人ともケイタとサチに呼び止められる。
「ねえ、今日はもう遅いし泊まっていかない?」
またしても揃って首を捻るキリトとアスカ。
だが、
「ごめん。俺は明日のボス戦の打ち合わせがあるから」
と、アスカは軽く頭を下げて謝る。
「じゃあ、キリトは大丈夫?」
サチが期待の籠もった眼差しをキリトに向ける。
「うーん・・・わたしは別にどっちでもいいけど・・・」
「じゃあ、泊まってこうよ! 私の部屋のベッド大きいから2人分のスペースあるし!」
言いながら、キリトの手を掴んでずるずると引っ張っていくサチ。
「サチ、分かったから!自分で歩くから!」
「先にお風呂入ろっか!このホームのお風呂結構広いよー」
「ええっ!? 一緒に入るの!?」
「大丈夫だよ。女の子同士だし」
「いや、でも――!―――!」
なおも食い下がろうとするキリトの背中をサチがぐいぐいと押して廊下を進んでいく。
その光景をアスカとケイタは少し呆れながら、ダッカーとテツオとササマルは女の子2人がお風呂に入る光景を浮かべて羨ましそうに、見送った。
そしてサチに背中を押されながらキリトは思い出していた。
半年前の〈月夜の黒猫団〉との出会いのことを。
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