第七百三十八話 銀の薔薇その四
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「大統領よね」
「大統領が軍の最高司令官だからね」
レミは即座に答えた。
「だからね」
「大統領が一番偉いわね」
「それで首相の人も命令出来て」
軍隊にというのだ。
「実質軍を動かすのは」
「国防長官よね」
「どの国も中央政府もね」
「それは変わらないわね」
「だから中央政府軍だと」
スターリングと蝉玉のそれぞれの祖父達が元帥の階級にあるその軍隊はとだ、レミは七海に説明した。
「中央政府国防長官がね」
「実質的なトップよね」
「文民のね」
即ち現役の軍人でないというのだ。
「政治家さんよ」
「そうよね」
「連合だと政治家さんがね」
「軍隊動かすわね」
「大臣になってね」
軍即ち国防を司る省のその立場になってというのだ。
「そうしていくわ」
「そうよね、そして今の中央政府国防長官は」
「うちの理事長さんよ」
レミはここで言った、待っていたかの様に。
「八条学園のね」
「そうよね」
「名誉的だけれど」
「そうなっているわね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「だから元帥よりもね」
「理事長さん立場あるわね」
「そうなってるわ」
連合ではというのだ。
「だから元帥さんでもね」
「理事長さんの命令聞いて」
「元帥夫人と言っても」
それでもというのだ。
「あまりね」
「凄く偉くはないのね」
「そうよ、まああの作品元帥さんは」
元帥夫人の夫はというのだ。
「侯爵さんらしいから」
「爵位凄いわね」
「貴族としてもね」
「偉いのね」
「今も侯爵っていったら」
エウロパでのことだ。
「かなりね」
「上の人よね」
「そうそういないわよ」
エウロパでもというのだ。
「かなりの人口の領土を持つね」
「大貴族ね」
「それでその生活も」
これもというのだ。
「平民から搾取して」
「かなりのものね」
「そうよ」
連合の考えに基づいて答えた。
「贅沢の極みよ」
「そこは嫌ね」
彰子も連合の考えから応じた。
「本当に」
「そうよね、けれど侯爵っていうと」
「かなりの立場ね」
「貴族の中でもね」
「それで元帥夫人も」
「元帥の奥さんであるだけでなくて」
それと共にというのだ。
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