第二幕その七
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「難しいことでもね」
「出来るね」
「相当なことでも」
「ええ、じゃあオズマはいないけれど」
ドロシーは笑顔で言いました。
「留守の間お願いね」
「任せてね」
魔法使いはドロシーにも笑顔で応えました。
「そして君達は安心してね」
「行って来るわね」
ドロシーも笑顔です、そしてでした。
皆は笑顔で出発しました、オズマは出発してすぐに青空を見上げて皆に微笑んでこんなことを言いました。
「お外を歩いでお空を見上げても」
「それだけでよね」
「いいわね」
ベッツィに応えて言いました。
「冒険をしているって感じがして」
「実際に冒険に出ているし」
「ええ、だからね」
それでというのです。
「本当にね」
「幸せね」
「そう感じているわ」
こう言うのでした。
「私もね」
「それは何よりね」
「久し振りの冒険だから」
それでとも言うのでした。
「満喫させてもらうわ」
「それじゃあね」
「さて、問題はね」
トロットは考えるお顔で言いました。
「ヘンリーさんとエマさんの返事だけれど」
「お誘いしてどう言われるか」
「ええ、考えてみたら」
トロットはオズマにこうも言いました。
「お二人もお仕事があるわね」
「農家のね」
「そちらのこともあるから」
「そうね、考えてみたらね」
オズマはトロットの言葉を受けて言いました。
「そのこともあるし」
「ちょっとどうなるかね」
「わからないわね」
「お二人の返事次第ね」
「若しおじさんとおばさんが行かないって言ったら」
ドロシーはその時のことを考えました。
「どうしようかしら」
「その時点で冒険は終わりかしら」
オズマはふと思いました。
「そうなるかしら」
「いや、それならわし等だけで漁港に行けばいいよ」
ここでキャプテンが知恵を出しました。
「お二人が行かないと言っても」
「それでもなのね」
「わし等で行って」
そうしてというのです。
「海の幸をだよ」
「楽しめばいいわね」
「そして川の幸もね」
「どちらもなのね」
「そうすればいいよ」
「そうだね、そうなったら寂しいけれど」
お二人を誘っても来なかったらとです、ハンクも言いました。
「その時はだよ」
「私達でなのね」
「行こうね」
ハンクはオズマにお話しました。
「そうしようね」
「それじゃあね」
「海の幸に川の幸を満喫する」
エリカは舌なめずりして言いました。
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