第二話 出会う戦士達その十二
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「今は」
「そうよね」
モネも確かにと頷いて応えた。
「今度はザンギャックの話が出て来たしね」
「あいつ等まだ残ってたんだ」
「崩壊したって思ったいたら」
「悪は不滅とか？」
ウサダは考えつつ言った。
「ひょっとして」
「おい、それは」
「言ったら駄目だぞ」
ウサダにチダとゴリサクが突っ込みを入れた。
「確かにそうした組織は絶えないがな」
「言ったすぐ傍から出て来るだろ」
「だからだ」
「出来る限り言うなよ」
「言霊ってあるからな」
陣も否定しなかった。
「だからどうしてもな」
「こうしたことは言わないことね」
「言ったことは案外現実になるんだよ」
「フラグ？」
「そう、それになるんだよ」
陣はウサダにまさにと答えた。
「だからな」
「こうしたことは言わないで」
「考えてもいいけれどな」
「言ったら駄目ね」
「その方がいいな」
こう言うのだった。
「本当にな」
「じゃあそうするわね」
「そういうことでな」
「それでザンギャックのことだけれど」
エネたんがあらためて話した。
「連中が出て来たならね」
「そうだな、すぐにゴーカイジャーに連絡しよう」
黒木はエネたんの言葉を受けて言った。
「そしてだ」
「あちらの人達とよね」
「話そう、いいな」
「それじゃあね」
エネたんも他の面々も頷いた、そうしてだった。
黒木は早速ゴーカイジャーの面々に連絡をした、すると宇宙にある海賊船の中でマーベラスが仲間達を集めて黒木に言われたことを話した。
「この通りだ」
「色々出て来ているか」
「そうだ、ヴァグラスの連中にな」
ジョー＝ギブケンに話した。
「その他にもだ」
「そして手を組んでか」
「何かをしようとしている」
「その何かが問題だけれど」
ルカ＝ミルフィはそれでもと言った。
「まあどうせね」
「碌でもないことだな」
「それは間違いないわね」
「ああした連中って碌なことしないからね」
ドン＝ドッゴイヤーはどうにもという顔で話した。
「まあね」
「ザンギャックの連中とな」
「一緒にやらかそうとしてるね」
「ザンギャックは皇帝アクドス＝ギルは私達が倒しまして」
アイム＝ド＝ファミーマはそれでもと話した。
「一度崩壊しましたが」
「また力を取り戻したからな」
「厄介なことに」
「そのザンギャックと他の色々な組織が手を結んだとなると」
伊狩鎧は腕を組んで真剣な顔になって言った。
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