第90話 歪んだ再会
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たしとラウラがリィンと恋人関係になってることがバレちゃったんだよね。リィンがめっちゃからかわれてたよ。
「単純な事、リィンは無茶ばかりするからわたし以外にも彼を支えてくれる人が欲しかったの。あとわたしはラウラも親友として1番好きだったから彼女ならいいかなって思っただけ」
「そうなんだ、私もアガットさんを支えてあげたいけど二人は嫌かな〜……」
「まあ普通はそうだろうね。うちの団長も複数の女性と関係持ってるからそれを見てきたわたしもあんまり気にならないってのもあるかな」
「お、大人の関係だぁ……!」
ティータの質問に普通は一人だけと付き合うよねと同意する。団長が複数の女性と関係を持ってるのを見てきたからわたしは普通とは違う価値観なんだよね。
それを言ったらティータは顔を赤くして目を輝かせてた。
「まあ信用できる人ならもうちょっと増えても良いと思ってるよ」
わたしがそう言ってアネラス、クローゼ、エマに視線を送ると3人は顔を赤くして逸らした。
なんとなく可能性がありそうなのがこの三人なんだよね。クローゼとアネラスは前に話をしたしエマもリィンを見る目に熱が入り始めたし。
エステルとティータだけは首を傾げていたよ。
「じゃあフィーちゃんが正妻なの?」
「えっ、それは当然わたしだよ」
「待てフィー、私はそれを認めていないぞ」
ティータの質問にわたしは当然と言わんばかりに肯定しようとしたがラウラに待ったをかけられた。
「ラウラ、どうしたの?」
「どうしたもあるか。なぜそなたが正妻になってるのだ?」
「だってわたしがリィンの一番なのは当然じゃん」
「いや共に背中を並べている私の方がふさわしいだろう」
「えっ、そんなわけないじゃん」
わたしとラウラはそう言ってにらみ合った。
「そもそもわたしはリィンの義理の妹だよ?ずっとリィンと一緒にいたんだからわたしが一番好きに決まってるでしょ?」
「私とリィンは共に剣の高みを目指そうとしている同士でもある。そなたが知らないリィンの一面も私なら知ってるぞ。例えば剣の構えや太刀筋の調整などよく相談されるんだ」
「へぇ、そうなんだ。わたしはリィンの好きな食べ物やクセ、好きな趣味なども知ってるけどね」
「リィンとわたしが結ばれたらリィンはアルゼイド家に嫁ぐのだぞ?なら必然的に私が正妻だろう?」
「リィンは西風の旅団団長の義理の息子だよ?同じ猟兵で娘のわたしの方が上手くいくはず」
わたしとラウラは一歩も引かなかった。
「あわわ……ど、どうしようお姉ちゃん!」
「流石にアレに割って入る勇気はないわね」
「あはは……」
「弟弟子君、モテモテだねぇ」
(私は3番目以降で
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