第二十一章
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既に次狼達は戦う姿になっている。嶋に恵、襟立は武装している。
「戦闘員程度なら倒せるな」
「はい」
「まあそれ位やったら」
二人は嶋の言葉に応えて言う。
「武器もありますから」
「怪人やと辛いけれどな」
「怪人はライダーや次狼君達が相手をしてくれる」
だからいいというのである。
「我々は戦闘員達だけを相手にすればいい」
「それもかなりの数ですね」
「一体どれだけいるのかわからない位に」
「いいよ、もう数の問題じゃないから」
海東は余裕に満ちた言葉を出してみせる。
「こっちがどれだけやるかだよ」
「つまり俺達の問題か」
「そういうことなんですね」
「そう、その通り」
小野寺と光にもその言葉を返す。
「それじゃあ僕達もね」
「ああ、じゃあ」
「今から」
「行くわよ」
キバーラがここで出て来て光に声をかける。
「ライダーになるわね」
「はい、御願いします」
「それじゃあ。ガブッ」
「変身!」
まずは光だった。光と共に白と紫のライダーになる。そのうえで闘う姿勢に入る。
「派手なパーティーのはじまりよ」
「行きます!」
「よし、俺も」
次は小野寺だった。最初に腰にベルトが出た。
それと共に右手を前に出してゆっくりと左から右に動かす。そのうえで叫ぶ。左手は腰のところに引いている。
「変身!」
ベルトから光が生じその中で変身する。既にアルティメットフォームになっている。
「この戦い、絶対に勝つ!」
「変身!」
「変身!」
「アーーーマーーーーゾーーーーーーン!」
ブラックにRX、そしてアマゾンもなっていく。ブラックとRXはその手を複雑に動かしそのうえでライダーになった。アマゾンは半ばで開いた両手を己の顔の前で交差させながら叫んでだ。目を赤く輝かせて叫んで変身した。
そして海東もまた。彼が出しているのはあのディエンドの銃だった。
「イィッ!?」
「撃つのか!?もう」
「撃つことは撃つよ」
海東は驚く戦闘員達に対して笑いながら答えた。
「けれどね」
「けれど!?」
「どうだというのだ!?」
「今撃つのは君達じゃないよ」
彼等ではないというのだ。
「僕の変身は独特でね」
「独特だというのか!?」
「ではどうする!?」
「こうするんだよ」
カードを出してそれを銃にセットさせる。そのうえで電子音が鳴る。
「仮面ライダー」
そしてその銃を上に掲げ言うのだった。
「変身!」
それと共に引き金を引くと姿が変わる。横と上からラインが降ってだ。そのうえでまた電子音が鳴る。
「ディエンド!」
こうして彼は仮面ライダーディエンドとなった。そのうえで戦闘員達に対して言う。
「これで君達に銃を向けられるよ」
「くっ、出て来たか!」
「ディ
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