暁 〜小説投稿サイト〜
わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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形式でやるぞ」と、支持してきたのだ。協会の人に見せるつもりなのだ。今日は国守先生もサブのレフリーで入っていた。

 レフリーの紅林先生のホィッスルで璃々のドロップキックから始まった。向こうのフォワード陣が突進してきたけど、何とか止めて、向こうに出たボールを繭子はフォワードの塊の後ろ目掛けてハイパントをあげてきた。だけど、それを泉希が捕って突っ込んでいって、栞奈達がラックからボールを出してきて、私から泉希、璃々へと繋いで、フォローアップしていた私へ璃々がうしろパスして、私は相手の鈴花に向かって走った。戻ってきた繭子も引き付けておいて、朝陽にパスをした。殆どフリーになった朝陽はそのままトライゾーンに飛び込んでいた。開始早々3分位の私達の得意の攻撃だったのだ。

 前半はそのまま、どちらも攻めきれずだったけど、後半が始まって、今度は、向こうのキックを栞奈が受けて、突っ込んで行ってラックを作って、出たボールを泉希、璃々と渡った時、璃々は相手の美玖にぶつかりながら泉希にリターンのパスを送ったのだ。私は慌てるように外側に流れるようして受け取った後、その後は、内側に切り込むようにして、向こうのディフェンスラインを突破していた。その後、さくらと彩がバックアップしてきていたけど、朝陽に繋いでいってトライをあげていった。

 その後は、繭子は出たボールを廻してきたけど、泉希とか璃々がタックルにいって向こうにチャンスを与えなかったのだが、ウチのチームもなかなかチャンスボールを奪えないままで終わっていた。

 私達の練習が終わるまで見ていた協会の人がやって来て

「いやー この前の集いの時より、またすごくなっているねー こちらは、京都の協会の人だ 君達のチームの話をしたら 一度見てみたいとなってネ」

「ラグビー協会の影山です」と、日焼けした顔でがっちりした体格の人。

「すごいですねー 正規のチームは1.2年生でしょう? 相手には、ウチの代表チームがやられた大阪の代表選手が4人も入っていたじゃぁないですかー 対等でしたよねー 特に、バックス陣は素晴らしい」と、紅林先生を見ながらー 続けて

「スタンドオフからハーフにリターンパスをしてブラインド側を攻めて、突破したら、そこにウィングが付いていて・・・ 驚きましたよ ふたりの走り出しがすごいんですよー 最初の一歩は横に飛ぶようにスタートしてるんですよねー こんなこと中学生ではなかなかできないですよ 他のサインプレーなんかも勢いがあってね 単独の学校でここまですごいチームがあるなんてー みんなラグビーを始めて1年ほどでここまでとは信じられないです 2年1年のチームだったら、あの大阪の代表チームにも・・・それに、どこも女子のチームってなるとメンバーを集めるのに苦労しているのに、人数も揃っているなんて」

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