第七十九話 残さないことその十
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「それで、です」
「いい汗かいてなのね」
「そこから図書館で勉強もします」
学校のというのです。
「大学行きたいですから」
「ちゃんと勉強してるのね」
「そうしています」
「真面目なのね」
その生活を聞くとです。
「新一君って」
「目指すものがあるんで」
「天理大学でおみちの勉強して教会長さんにならせてもらうのね」
「資格をいただくことは絶対ですから」
そう考えているからだというのです。
「今からです」
「ちゃんとしてるのね」
「そうしてお昼は」
「カレーね」
「それですね、じゃあ今からお昼まで行ってきます」
「それじゃあね」
一旦新一君を送り出しました、そうしてです。
お昼まで詰所の事務所にいてひのきしんをさせてもらったりお茶を飲んだり大学の講義の勉強なんかもしていますと。
新一君がお昼に来て言ってきました。
「戻ってきました」
「丁度ね」
「はい、お昼の参拝もさせてもらって」
そうしてというのです。
「戻ってきました」
「お昼ご飯の時間に合わせたのね」
「はい」
その通りという返事でした。
「そうです」
「何か時計みたいね」
「合わせてきたんです」
お食事の時間にというのです。
「僕も」
「お昼丁度に食べる様になのね」
「そうです、じゃあ今から食堂行きましょう」
「それじゃあね、しかしね」
ここで私は思いました。
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