暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第七十九話 残さないことその九

[8]前話 [2]次話
「まあ借金はしないですけれどね」
「それはいいことでしょ」
「その甘やかした長男借金しますから」
「一緒っていうのね」
「はい、悪い置き土産置きそうで」
 だからだというのです。
「本当にです」
「最悪の人だっていうのね」
「ですからお金のことも反面教師にしてます」
「反面教師よりひながた見てね」
 こう言うことは忘れませんでした。
「いいわね」
「僕の場合は特にですね」
「ええ、新一君反面教師の人嫌い過ぎるから」
 物凄いにくいとはらだち、それにりっぷくを感じます。
「そうした人はね」
「ひながたを見る方がいいですね」
「そう、だからね」
「そうした人の方を遥かに見て」
「気持ちよくよ」
「こうした人になりたいと思って」
「尊敬しながらね」
 そうしつとお話しました。
「新一君は特にね」
「嫌いな相手は徹底的に嫌って」
「憎むでしょ」
「とことん」
「そうした人はね」
 新一君を見てわかったことです。
「出来るだけ見ないで」
「いい人を見て」
「この人みたいになりたいと思ってね」
 そうしてというのです。
「いさんでいってね」
「それがいいですね」
「そうよ、あとお昼はこっちで食べるのよね」
 新一君にあらためて尋ねました。
「カレーを」
「そうさせてもらいます」
「それまではいつも通り?」
「ひのきしんさせてもらって」
「回廊ね」
「ここでもさせてもらう時ありますし」
 詰所でもというのです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ