第十六章
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「決めるぞ、いいな！」
「うん、キバット！」
「俺もまた」
そしてライジングイクサもそれに続く。
「ここでの闘いを終わらせてさらに先に進む」
「いいな、太牙」
「わかっている」
登はキバット二世に応えている。
「それならだ」
「倒す、いいな」
「戦いはまだあるな」
「むしろこれからはじまったばかりだ」
むしろそうだという位だというのだ。
「わかったな。だからだ」
「ここでの闘いもすぐにか」
「終わらせる」
また言うキバット二世だった。
「一気にだ」
「よし、行くぞ！」
彼もまた攻撃に入る。そうしてだった。
まずは紅が攻撃を繰り出す。その剣を一閃させる。彼はドラゴンオルフェノクに対してそうしたのである。
名護も剣を突き出す。それでクロコダイルオルフェノクを一気に突いた。
そしてだ。登は。
跳び上がりそのうえでだ。一気に急降下して攻撃を仕掛けるのだった。彼が狙うのはロブスターオルフェノクなのだった。
彼等四人の攻撃が炸裂した。それで決まりだった。
「よし、決まったなマサオ！」
「うん、見事にね」
マサオのキバが笑いながらキバット四世に話す。
「これでわかったかな」
「くっ、何故だ・・・・・・」
彼の攻撃を受けたセンチピードオルフェノクが人間の姿に戻った。そのうえでの言葉だった。
「何故姿が人間のものに・・・・・・」
「乾さんから言われたんだよ」
「乾だと！？」
オルフェノクだったその者は足元をふらつかせながらマサオが今出してきたその名前に対して問い返した。
「誰だ、それは」
「こっちの世界のファイズだよ」
マサオは余裕の笑みで彼に返した。
「その人に教えてもらったんだ。オルフェノクもまた人間だってね」
「オルフェノクが何故人間だ、そんな筈がない」
「姿の問題じゃないんだよ」
彼の言葉ではそうなのだった。
「心がね。人間だったらそれで人間なんだよ」
「心がだと・・・・・・」
「そう、それで人間なんだよ」
また言うのであった。
「だから君達も人間なんだよ」
「馬鹿な、そんなことが」
「けれど本当さ。それじゃあ」
「それじゃあ。何だ？」
「人として死ぬんだね」
そうしろというのだ。オルフェノクとしてではなくだ。
「それじゃあね」
「くそっ、何故人として死ぬのだ」
彼は絶望の中で崩れ落ちていく。青白い炎を出しそうして死ぬのだった。
そして他の三人もだ。それぞれ人の姿に戻りそのうえで青白い炎を出しそうして死ぬのだった。彼等はそれぞれ灰になり消えたのだった。
「乾さん達の言う通りでしたね」
「そうだな」
既に戦闘員達も全て倒されている。ライダーから元に戻りそのうえで話をする。名護が紅の言葉に対して応えていた。
「オルフ
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