第七百三十七話 シュールリアリズムの植物その四
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「動かないのよ」
「肝心の知事さんが」
「何を言われても無視して」
そうしてというのだ。
「それこそお猿さんを野放し状態でも」
「それやったら獣害酷いでしょ」
「その獣害みたいになってね」
それでというのだ。
「洒落にならない状況になったけれど」
「知事さん何もしなくて」
「治安も駄目になって」
「余計に酷くなったの」
「治安悪いと観光もね」
安全でなくなればというのだ。
「誰も行かなくなるから」
「観光だけだったのに」
「もう崩壊して国の補助金も」
政府が出していたそれもというのだ。
「世論でなくなったのよ」
「何であんな知事さんにお金出すんだって」
「好き勝手やって何もしない人がトップの県にね」
「それでなくなって」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「余計にどうしようもなくなって」
「あんな人知事にしたからって」
「当時の人達は」
沖縄県民達はというのだ。
「自分達の前の世代の人達にね」
「怒ったのね」
「そうだったみたいよ」
「それ今もあるわね」
七海はここまで話を聞いて言った。
「変な人を選んで」
「選挙でね」
「大変なことになるって」
「民主主義ってね」
彰子はまさにと答えた。
「選挙行く人がちゃんと投票しないと」
「変な人が当選するわね」
尚連合では選挙は義務となっていて投票しない場合は罰金を取られる、選挙の義務は果たせという考えなのだ。
「そうなるわね」
「だから」
それでというのだ。
「選挙ではね」
「真面目に投票することね」
「ちなみにこの知事さん一生自分の間違いに気付かなかったそうよ」
「自覚無かったのね」
「というか自分だけが正しいって」
その様にというのだ。
「考えていたみたいよ」
「ああ、一番悪いタイプね」
七海はそれはと駄目出しをした。
「それって」
「そう、観光も大事だけれど」
「他の産業もね」
「考えないとね」
そうでないと、というのだ。
「キューバなんかも観光で有名だけれど」
「あそこ色々産業あるしね」
「農業とか漁業も盛んで」
「色々ものも造っていて」
「頑張ってるわよ」
「そうよね」
七海は彰子のその話に頷いた。
「本当に」
「それでブラジルも色々な産業あるけれど」
「アマゾンの観光もあって」
「そこの植物を持ってきたら」
植物園にというのだ。
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