第百十六話 半ズボンの有り難さその七
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「そんな馬鹿も出て来て」
「それでなのね」
「そうした考えどうかってなったのね」
「国家権力に反対しても」
それでもというのだ。
「それが正しいか、あと日本を批判しても」
「それが正しいか」
「そう考えられていったのね」
「次第にね」
オウム事件以降そうなってきたのだ。
「それでなのよ」
「今はなのね」
「そうした考えはないのね」
「ええ、流石にね」
それこそというのだ。
「権力に反対するなら何してもいいなんて」
「ふざけてるわね」
「本当にじゃああんた最初に殺されろよね」
「どうせこんな人はね」
理虹は嫌悪を込めたままさらに言った。
「自分が殺されそうになったら」
「逃げるわね」
「絶対にね」
「他の人を盾にしてでも」
「泣き叫んで命乞いしてでも」
「他の人はどうなってもいいから」
そう言ってとだ、理虹も言った。
「自分だけは助けてくれとかね」
「とんでもないこと言うわね」
「もうね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「醜い姿晒すわ」
「そうするに決まってるわね」
「自分はってなったら」
「権力に反対するっていう人達のテロに遭ったら」
「その時はね」
「こうなったら終わりでしょ」
まさにというのだ。
「それこそね」
「人間ですらないわね」
「腐れ外道よね」
「もうね」
「どうにもならないわね」
「そんなどうにもならないのがね」
それこそというのだ。
「日本を嫌ってね」
「色々言うのね」
「そうだったりするのね」
「その生き残りがね」
理虹はさらに言った。
「まだいて」
「そんなこと言ってるのね」
「そうなのね」
「そう、だからそんなこと言う人はね」
「日本に残るのね」
「そんな性根だから」
「とことん卑怯だから」
やはり蔑みに満ちた目で言った。
「自分だけは助かりたい」
「そう思う様な」
「そんな人達だから」
「日本の悪口ばかり言って」
そうしつつというのだ。
「日本にい続けるのよ」
「そういうことね」
「確かに卑怯ね」
「ちなみにこんなこと言った人がいたお店は」
そこはというと。
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