第8話
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ヴァンは不審者が子供である事に冷静に呟いた。
「……民間人に後れを取るなんて……ううん、最初から気づかれて、ここに誘い込まれたんですね……?」
一方不審者の子供は自分が捕まえられた事に驚いた後ヴァン達の行動を分析してヴァンに確認した。
「振りきれなさそうだったからな。今のはシャードによる偽装映像だ。RAMDAとは違う方式だな。」
「そ、そんな機能まで……」
「……すごい……噂通り――――――ううんそれ以上かも。えへへ……よかった。お父さん(アブ)たちの反対を押し切って……」
ヴァンが使ったザイファの機能にアニエスが驚いている中子供は感心した後無邪気な笑顔を浮かべた。
「お父さん(アブ)――――――その呼び方って。」
「大陸中東部の方言か。装束に身のこなしといい、ひょっとしてお前――――――あ……2重の意味で”ひょっとして”だったか。」
子供が口にした独特の言葉に心当たりがあるアニエスは目を丸くし、ヴァンは子供が何者かである事に気づいた後更にある事に気づいた。
「え。」
ヴァンの言葉の意味がわからなかったアニエスは困惑した表情でヴァンに視線を向けた。
「――――参ったな。その歳で”クルガ”の猟兵……しかも小娘とはな。」
「ええっ……!?」
そしてヴァンの呟きによって子供が猟兵の少女である事を知ったアニエスは驚きの表情で声を上げた。
「えと、”クルガ戦士団”副頭目が長女、フェリーダ・アルファイドっていいます。”裏解決屋”アークライド様――――――どうか相談に乗っていただけませんか?」
すると少女――――――フェリはフードを取って自己紹介をした後ヴァンに依頼がある事を告げた――――――
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