第89話 王と闘神の息子たち
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知り礼を言う。
「エマ、エルナンさんと一緒にコリン君を安全な場所に連れて行ってくれ」
「分かりました!皆さんどうかお気をつけて!」
エマはコリン君とエルナンさんと共にその場を後にする。
「話は終わったか?久しぶりに会ったんだ、遊んでくれないとスネちまうぜ?」
「はぁ……シャーリに負けず劣らずの戦闘狂だな。因みに聞くがシャーリは来てるのか?」
「なんだよ、そんなにアイツに会いたかったのか?残念だがアイツは違う仕事に行ってたから来てねえよ。今頃本隊でキャンキャン叫んでるんじゃねえか?」
「そうか」
俺は念のためにシャーリはいないのかと聞くがランドルフは来ていないと答える。
勿論鵜呑みにはしていない、敵の言う言葉だ。シャーリが別に動いている可能性は十分にある。
(まあそんな事を気にしてられるような甘い相手じゃない、まずは切り抜けないと……!)
俺は思考を切り替えてランドルフに視線を向ける。シャーリと同等の強さを持つこの男をまず退けなければ話にならないからな。
「フィー、ラウラ、俺はランドルフとやる。二人はザックスたちを頼む」
「ザックス、妖精と大剣使いは任せたぜ」
俺とランドルフがそう言うとフィーとザックスは頷きそれぞれ武器を構えた。
「……はっ!」
「しゃあっ!」
俺とランドルフが同時に動き太刀とブレードライフルをぶつけ合う。激しい衝撃と火花が飛び散り辺りを震わせた。
お互いの武器が弾かれて一歩後ろに引くとランドルフはブレードライフルを構えて上段から斬りかかってきた。
俺はそれを回避して背後に回り込んで斬りかかるが、ランドルフは回し蹴りを放ち妨害する。
俺は蹴りを右手でガードしつつ緋空斬で攻撃を仕掛けた。ランドルフはそれを回避して銃弾で弾幕を張ってくる。
俺は近くにあった瓦礫を使い盾にして奴に接近する。ランドルフは距離を取ろうとするが縮地を使い距離を一気に詰める。
瓦礫を投げつけてそれと同時に斬りかかるがランドルフは最小限の動きで瓦礫を回避してブレードライフルでガードした。
ギリギリと鍔迫り合いになり奴とにらみ合う。
「はっ!前にやり合った時より強くなってるじゃねえか!そうでなきゃ面白くねえよなぁ!」
「お前こそまた腕を上げたな。シャーリといいオルランドは化け物か?」
「当たり前だろう!俺は狂戦士の血を引いてるんだぜ!やればやるほど強くなるってもんだ!」
「厄介な奴らだ……!」
斬り結びながら俺はランドルフの実力がまた上がっていることに驚愕する。
「おらぁっ!」
自身の身の丈ほどもあるブレードライフル『ベルゼル
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