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夢幻水滸伝
第三百三十四話 フェニックス攻略その十
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「ほな今からや」
「はい、攻めますね」
「そして陥落させますね」
「すぐにな、何でもスタインベックは急いでこっちに戻ってるらしいな」
 ミルフォードにトウェインと彼の軍勢が迫っていると聞いてだ、彼もまた馬鹿ではなく拠点そしてそこにある食料や燃料、武器や弾薬がないと戦が出来ないことをわかっているのだ。
「あいつが戻る前にな」
「攻めてですね」
「そして陥落させて」
「あの方と率いておられる軍勢を孤立させますね」
「補給のない状態にしてな」
 そのうえでというのだ。
「そうさせるで」
「わかりました、ではです」
「即座に攻城戦に入りましょう」
「そうしましょう」
「航空隊の空爆に術にな」
 トウェインは今度は具体的な攻め方を話した。
「砲撃や、戦車や装甲車もな」
「砲撃を行い」
「そして城門や城壁を破壊し」
「その後は、ですね」
「いつも通り降伏勧告や、またわいも攻める」
 トウェイン自身もというのだ。
「そやからな」
「はい、この度はですね」
「攻城戦を迅速に終わらせる」
「そうしますね」
「スタインベックが戻るまでにな」
 その時をタ8イイムリミットにしてというのだ。
「攻めるで」
「わかりました、ではです」
「攻めましょう」
「そうしましょう」
「是非な」
 こう言ってだった。
 トウェインは早速ミョッルニルを投げた、雷の鎚は獣の咆哮の様な唸り声をあげて激しく回転してミルフォードの正門に飛び。
 城門を一撃で吹き飛ばした、城門はそのうえの壁も何もかもを吹き飛ばされ後には巨大な穴があった。
 その状況にミルフォードの城兵達は唖然となった、だがそこにさらにだった。
 トウェインは総攻撃を命じた、即座に空と陸から激しい攻撃が行われ城門も城壁も吹き飛ばされてだった。
 トウェインはサンダーバードに乗り総攻撃を受けて唖然となっている敵軍の司令部の真上に来るとそこにいる敵の街を守る軍の指揮官に言った。
「これ以上戦うならこの司令部も吹き飛ばすで」
「そのミョッルニルで」
「術もサンダーバードもあるで」
 鰐人の指揮官に上から告げた。
「まだ戦うなら好きなの選ばせたるわ」
「そ、そうですか」
「それでどないするんや」
 指揮官に尋ねた。
「それで」
「降らせて頂きます」
 指揮官も城門がミョッルニルで一撃で吹き飛ばされたことは知っている、それでだった。
 トウェインに降伏を告げた、こうしてミルフォードは陥落した。
 その報を聞いてだ、急遽軍を率いて戻っていたスタインベックは唸った。
「くっ、これでや」
「我々は戻る街を失いました」
「拠点を」
「そして補給基地も」
「全て失いました」
「そうなったわ、しかもトウェインさんはすぐにこっちに来るしな」
 スタ
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