第一章その十二
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「誰がお二人のところに行くかだけど」
「そのこともお話しないとね」
「そうでしょ」
是非にというのでした。
「このこともね」
「私は絶対ね」
微笑んで、でした。ドロシーは言いました。
「行かせてもらうわ」
「それではね」
「そしてトトもね」
今も一緒にいて自分の席で食べている彼を見て言いました。
「やっぱりね」
「うん、僕達ずっとカンサスで一緒だったからね」
「だからね」
それでというのです。
「貴方もね」
「一緒だね」
「そしてね」
ドロシーは今度はエリカを見て彼女に声をかけました。
「貴女も魚介類好きだしね」
「大好物よ」
「じゃあ一緒によね」
「行かせてもらうわ」
こうドロシーに答えました。
「本当にね」
「それではね、そして今回貴方達も来ているから」
恵梨香達五人にもお顔を向けました。
「どうかしら」
「お願いします」
「冒険になりそうですね」
「それに魚介類も食べられますね」
「それならです」
「僕達も」
五人は目を輝かせて答えました。
「お願いします」
「是非共」
「ご一緒させて下さい」
「それなら」
「それで、です」
「皆で楽しみましょう」
「それではね」
笑顔で言ってでした。
五人も一緒に参加することになりました、そしてトロットも言いました。
「私もね」
「行きたいのね」
「ええ」
そうだというのです。
「是非ね」
「そうなのね」
「私もよ」
オズマも言って来ました。
「最近冒険に出ていなかったし」
「だからなのね」
「貴女もベッツイもトロットもでしょ」
「王女三人ね」
「エメラルドの都のね、それなら」
「同じ王女として」
「私もね」
ドロシーに微笑んで言うのでした。
「行きたくなったわ」
「王女四人で行くのね」
「今回はね」
「わかったわ、ただ貴女もとなると」
ドロシーはオズマのお願いを聞いて頷いてからこう言いました。
「ただね」
「それでもよね」
「王女四人がいなくなると」
エメラルドの都のというのです。
「誰が治めるか」
「それが大事よね」
「だからね」
それでというのです。
「留守は誰に守ってもらうか」
「その間の政治もね」
「やってもらうかだけれど」
「それなら私は残ろうかしら」
オズマはあらためて考えました、それで今回は冒険に出ることを諦めようとしました。ですが晩ご飯の後で、でした。
お風呂に入って寝て朝にやっぱり行くのを止めると言うつもりになりました、ですがその朝になのでした。
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