第五章
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けれど」
クィーンはこう言うのであった。
「あの子に宜しく」
「紅渡、この世界のキバ」
門矢は静かに呟いた。
「そして俺にこの戦いを最初に導いてくれた男だ」
「あれから長かったですよね」
光の言葉はしみじみとしたものだった。
「もう何十年も経ったような気がします」
「少なくともその何十年分もの戦いはした」
門矢はこうその光に返した。
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