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星河の覇皇
第八十五部第五章 北京宣言その四十六

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「その際は」
「失業率の上昇にもな」
「開発と開拓を行い」
 そうしてというのだ。
「不景気も恐慌もです」
「常に乗り切ってきた」
「もっとも開拓が過ぎて経済が伸張し過ぎて」
「所謂伸び過ぎてな」
「暫く経済が成長することもな」
 こうした事態もというのだ。
「あった」
「そうでしたね」
「開発と開拓はな」
「先を見据えなければ」
「どうしてもだ」
 それはというのだ。
「行わなくてはならないな」
「それを間違えますと」
「伸び過ぎてな」
 その経済成長がだ。
「そうなるからな」
「だからですね」
「そこは計画的にだが」
「連合は中央政府も各国政府も」
「その時の経済規模以上に発展し過ぎてな」
 そうしてというのだ。
「それでだ」
「その後がですね」
「中々動けなくてな」
「本来の経済規模がそこまで至るか」
「縮小させなければ」
「そこから動けない」
「そうした事態もありましたね、ゴムは伸び過ぎますと」
 アッチャラーンはゴムに話を例えた。
「それからはです」
「縮まないとな」
「動けないです」
「そして引っ張り過ぎると千切れます」
「経済は千切れないが」
「国家が崩壊しない限り」
「しかしだ」
 それでもとだ、キロモトはアッチャラーンに話した。
「伸び過ぎるとな」
「やはりですね」
「そこからだ」
 どうしてもというのだ。
「動けなくなる」
「だから開拓も開発もですね」
 そのどちらもというのだ。
「近視眼的に行えば」
「失態を犯す」
「経済的に」
「そうなるからだ」
 だからだというのだ。
「無計画には出来ない、だが夢幻の開拓地と開発地はな」
「連合にとって大きな財産です」
「何千億もの星系があると」
 まさにというのだ。
「これだけの人口でもな」
「まさに無限ですね」
「星系だけでなく宇宙空間の中にもだ」
 そこにもというのだ。
「資源はあるしな」
「隕石一つにしても」
「資源はある」
「そうですね」
「だからだ」
 それでというのだ。
「我々には資源もだ」
「無限にありますね」
「この太陽系もだ」
 連合の首都であり人類発祥の地であるこの星系もというのだ。
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